- ボデー剛性の確保に影響が高い部位に,リインホースメントをはじめとした部材を効果的に配置するなど,各部構造の最適化をはかりました。これにより,優れたボデー剛性を確保し,衝突安全性能はもとより,操縦安定性および静粛性を高いレベルで実現しています。なお,サイド回りの構造については,ボデー安全性能のサイド部エネルギー吸収構造を参照してください。(参照先 ボデー−ボデー安全性能
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- 構造
- ダッシュパネル前面(エンジンルーム側)にフロントサイドメンバー ツゥ ダッシュパネルクロスメンバーを設定し,左右のフロントサイドメンバーを強固に結合することにより,メンバー間の相対的な動きを抑えるものとしました。
- フロントピラーとフロントサイドメンバーならびにフロントエプロン ツゥ カウルサイドアッパーメンバーを結合するピラーブレースおよびカウルサイドブレースを設定しました。さらに,ロッカー先端部にフロアサイドインナーエクステンションを設定することにより,フロントボデーとキャビンの優れた結合剛性を確保しました。
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- 構造
- ルームパーティションパネルは,V字ビートを配した一体構成の大型のものとすることにより,ボデーへのねじり剛性の向上をはかりました。
- リヤサスペンション取り付け部とセンターフロアパン後端部を結ぶブレースおよび,センターフロアクロスNo.2メンバー断面内へのバルクヘッドの設定により,横曲げおよびねじり剛性を確保しました。
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- 構造
- フロントサスペンションメンバーとボデー側を結ぶスタビリティーブレースを設定し,サスペンションメンバーの取り付け剛性を確保することにより,優れた乗り心地・操縦安定性・直進安定性を実現しました。
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