ブレーキ装置

    ブレーキペダルの遊び、踏み込んだときの床板とのすき間

    1. ペダルの遊び
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. バキュームブースター付き車
        1. エンジン停止状態でブレーキペダルを数回、踏み込み、ブースター内を大気圧にし、指でブレーキペダルを軽く押して遊びをスケールなどで測定し規定の範囲内にあることを点検する。
      2. ハイドロブースター付き車
        1. イグニッションスイッチOFFでブレーキペダルを40回以上踏み込み、パワーサプライ系の圧を抜き、指でブレーキペダルを軽く押してスケールなどで測定し規定の範囲内にあることを点検する。

        2. ■ 注 意 ■
          ブレーキペダルを軽く手で前後に動かしてガタ(クレビスとクレビスピンのガタ)を感じれば、遊びはあると判断できます。



    3. 踏み込んだときの床板とのすき間
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. エンジン回転状態でブレーキペダルを踏力490N{50kgf}で踏み込んだときの床板とのすき間をスケールなどで測定し規定の範囲内にあることを点検する。

    5. ペダルの踏み具合
    6. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. ブレーキペダルを踏み込んで、下記のような異常がないかを点検する。
        1. 踏みごたえがフワフワしないか(エアの混入)
        2. ペダルが奥に入っていかないか(マスターシリンダー作動不良、漏れ)
        3. 異音がしないか(ペダル取り付け部の緩み)
        4. 異常なガタがないか(ペダル取り付け部の摩耗、緩み)

    ブレーキのきき具合

    1. きき具合
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      走行して点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. ブレーキを踏み込んだとき、踏力に応じて車が減速するか、片効きやハンドルの取られなどの異常がなく乾燥した平坦な路面を直進方向に真っ直ぐ止まるかを点検する。
      2. ブレーキテスターを使用する場合は、左右前後輪の制動力が規定値以上あるか左右差は規定値以内かを点検する。

    パーキングブレーキレバー(ペダル)の引きしろ(踏みしろ)

    1. 引きしろ
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. センターレバー式、ステッキ式
        1. パーキングブレーキレバーを引いて(操作力196N{20kgf})、引きしろが規定のノッチ数(音)の範囲にあるかを点検する。


      2. 足踏み式
        1. パーキングブレーキペダルを踏み込み(踏力294N{30kgf})、踏みしろが規定のノッチ数(音)の範囲にあるかを点検する。

    3. インジケーターランプの作動
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. イグニッションスイッチをOnの状態でパーキングブレーキを操作したとき、最初の1ノッチかかる前までにブレーキインジケーターランプが点灯するかを点検する。

    パーキングブレーキのきき具合

    1. きき具合
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      走行して点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. 坂路(1/5勾配)でパーキングブレーキを操作し、停止状態が保持できるかを点検する。
      2. ブレーキテスターを使用する場合は、制動力が規定値以上あるか、また左右差は規定値以内かを点検する。

    ブレーキのロッド、ケーブル類の緩み、がた、損傷

    1. 緩み、がた
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      工具により締め付け方向に回し、回らないかで緩みを点検する。(例)緩みの点検

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. ロッド、ケーブルの連結部およびクランプに緩みがないかを点検する。
      2. イコライザー部、ロッドおよびケーブルの連結部に異常なガタがないかを点検する。

    3. ロッド、ケーブル類の損傷
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ブーツの破れ、ケーブルワイヤのほつれなどないかを点検する。

    ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態

    1. 漏れ、損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ブレーキホース、パイプの接続部に液漏れがないかを点検する。
      2. ブレーキホースにふくらみやホースのひび割れ、パイプの亀裂などの損傷がないかを点検する。

    3. 取り付け状態
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. 確実にクランプがホース、パイプ類に取り付けられているかを点検する。

      2. 走行中の振動等でパイプおよびホースがボデー、その他の部分と接触の恐れがないかを点検する。また、フロントブレーキにあってはハンドルを左右に一杯に切りブレーキホースが他部品と干渉していないかを点検する。

    ブレーキ液の量

    1. 液量
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. リザーバタンクの液量が規定の範囲内にあるかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        ブレーキフルードが不足している場合は、リザーバータンクの規定の範囲にフルードを補充するだけでなくブレーキパッドの減り具合も確認すること。
        リザーバータンクの液量が極端に少ない場合は、液漏れ等が考えられるのでブレーキ系統を注意深く点検すること。
        ハイドロブースター付き車のブレーキフルード補充は、イグニッションスイッチOFFでブレーキペダルを40回以上踏み込み、パワーサプライ系のフルードをリザーバータンクに戻してからMAXレベルまで補充すること。

    ブレーキのマスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパの液漏れ

    1. マスターシリンダーからの液漏れ
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. リザーバータンクとマスターシリンダーから液漏れがないかを点検する。

    3. ホイールシリンダーからの液漏れ
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ホイールシリンダーのブーツ周辺から液漏れがないかを点検する。

    5. ディスクキャリパからの液漏れ
    6. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ディスクキャリパー周辺から液漏れがないかを点検する。

    ブレーキのマスターシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパの機能、摩耗、損傷

    1. 機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。

      走行して点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. 「ブレーキペダルの遊び、踏み込んだときの床板とのすき間」「ブレーキのきき具合」の点検結果から、マスターシリンダー、ホイールシリンダーおよびディスクキャリパーの作動具合に異常がないかを点検する。
    3. 摩耗、損傷
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. マスターシリンダー、ホイールシリンダー、ディスクキャリパーの外観に損傷、液漏れがないかを点検する。



      2. マスターシリンダー、ホイールシリンダーおよびディスクキャリパーの分解が必要な場合には、シリンダー、ピストンに亀裂、錆などの損傷がないか、ピストンカップ、ピストンシール、ブーツに亀裂、摩耗などの損傷がないかを点検する。

    ブレーキ倍力装置の機能

    1. バキュームブースターの機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. 気密機能点検
        1. エンジンを1〜2分回して止めた後、通常ブレーキを使用する程度の踏力(98〜147N{10〜15kgf})でブレーキペダルを数回踏んだとき、踏む回数が増すにつれてペダルと床板とのすき間が大きくなるのを点検する。

      2. 作用点検
        1. エンジンを停止した状態でブレーキペダルを通常の踏力で数回踏み込んで、ペダル高さが変化しないことを確認した後、ペダルを踏んだままエンジンを始動したとき、ペダルがさらに奥へ入り込むことを点検する。

      3. 負荷気密機能点検
        1. エンジン回転中にブレーキペダルを踏み、その状態でエンジンを止め、ペダルを一定の踏力で30秒間保持したとき、ペダル高さが変化しないことを点検する。

    3. ハイドロブースターの機能
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. 作用点検
        1. イグニッションスイッチOFFでブレーキペダルを40回以上踏み込んで、パワーサプライ系の圧を抜き、ブレーキペダルを踏み込んだままイグニッションスイッチをONしてペダルが少し奥へ入るのを点検する。
        2. ■ 注 意 ■
          パワーサプライ系の圧が抜けるとペダル踏力が重くなる。


    ブレーキ倍力装置の油密、気密

    1. 油密、気密
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. 気密機能点検
        1. エンジンを1〜2分回して止めた後、通常ブレーキを使用する程度の踏力(98〜147N{10〜15kgf})でブレーキペダルを数回踏んだとき、踏む回数が増すにつれてペダルと床板とのすき間が大きくなるのを点検する。

      2. 作用点検
        1. エンジンを停止した状態でブレーキペダルを通常の踏力で数回踏み込んで、ペダル高さが変化しないことを確認した後、ペダルを踏んだままエンジンを始動したとき、ペダルがさらに奥へ入り込むことを点検する。

      3. 負荷気密機能点検
        1. エンジン回転中にブレーキペダルを踏み、その状態でエンジンを止め、ペダルを一定の踏力で30秒間保持したとき、ペダル高さが変化しないことを点検する。

    ブレーキ倍力装置のチェックバルブ、リレーバルブの機能

    1. 機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. チェックバルブがブースター側からエンジン側に通気があり、エンジン側からブースター側に通気がないことを点検する。ただし、「ブレーキ倍力装置の油密、気密」に異常がない場合は、この点検を省略してもよい。

    ブレーキドラムとライニングとのすき間

    1. すき間
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. 自動調整式
        1. パーキングブレーキを数回作動して、リヤブレーキシューを落ち着かせた後、タイヤを手で回したとき、ブレーキの引きずりがないかを点検する。

      2. 手動調整式
        1. アジャスターによりブレーキドラムとライニングとのすき間を調整する。調整後、タイヤを手で回したとき、ブレーキの引きずりがないことを点検する。

    ブレーキシューの摺動部分、ライニングの摩耗

    1. シューの摺動部分の摩耗
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. バッキングプレートとブレーキシューとの当たり面が著しく摩耗していないかを点検する。また、バッキングプレートに亀裂や変形などの損傷がないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        バッキングプレートとブレーキシューとの当たり面のグリースぎれは、摩耗の促進や異音の原因になるため、点検時にはグリースを塗布すること。

    3. ライニングの損傷
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ライニングの欠けやはく離などの損傷がないかを点検する。
    5. ライニングの厚さ
    6. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. ライニングの厚さをスケールなどで測定して使用限度内にあるかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        走行距離とライニングの減り具合などから次回の点検までライニングが使用できるかを推測すること。

    ブレーキドラムの摩耗、損傷

    1. 摩耗、損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ドラムの内面に段付き摩耗、偏摩耗などの異常摩耗や亀裂などの損傷がないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        段付き摩耗や偏摩耗などの異常摩耗がなくてもドラムは徐々に摩耗し使用限度となる。摩耗していると感じたらドラム内径をノギスなどで測定する。

    ブレーキのバックプレートの状態

    1. バッキングプレートの緩み
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      工具により締め付け方向に回し、回らないかで緩みを点検する。(例)緩みの点検

      1. バッキングプレートの取り付けボルトに緩みがないかを点検する。

    3. バッキングプレートの摩耗、損傷
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. バッキングプレートとブレーキシューとの当たり面が著しく摩耗していないかを点検する。また、バッキングプレートに亀裂や変形などの損傷がないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        バッキングプレートとブレーキシューとの当たり面のグリースぎれは、摩耗の促進や異音の原因になるため、点検時にはグリースを塗布すること。

    ブレーキディスクとパッドとのすき間

    1. すき間
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. タイヤを手で回したとき、異常な引きずりがないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        ブレーキパッドを交換したときは、ブレーキペダルを2〜3回、軽く踏み込んでパッドを落ち着かした後にブレーキの引きずりがないかを点検する。

    ブレーキパッドの摩耗

    1. パッドの厚さ
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. アウター側のパッドの厚さをスケールなどで測定して使用限度内にあるかを点検する。また、キャリパーボデーの点検穴からインナー側のパッドの厚さを目視点検しアウター側パッド厚さと著しい差がないことを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        走行距離とパッドの減り具合などから次回の点検までパッドが使用できるかを推測すること。

    ブレーキディスクの摩耗、損傷

    1. 摩耗、損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ディスクローターに段付き摩耗、偏摩耗などの異常摩耗や亀裂などの損傷がないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        段付き摩耗や偏摩耗などの異常摩耗がなくてもディスクローターは徐々に摩耗し使用限度となる。摩耗していると感じたらディスクローターの厚さをノギスなどで測定する。

    センタブレーキドラムの取付けの緩み

    1. 緩み
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      工具により締め付け方向に回し、回らないかで緩みを点検する。(例)緩みの点検

      1. センターブレーキドラムの取り付けナットに緩みがないかを点検する。

    センタブレーキドラムとライニングとのすき間

    1. すき間
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. アジャスターによりドラムとライニングとのすき間を調整する。調整後、ドラムを手で回したとき、ブレーキの引きずりがないことを点検する。

    センタブレーキのライニングの摩耗

    1. ライニングの損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ライニングの欠けやはく離などの損傷がないかを点検する。
    3. ライニングの厚さ
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. ライニングの厚さをスケールなどで測定して使用限度内にあるかを点検する。

    センタブレーキドラムの摩耗、損傷

    1. 摩耗、損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ドラムの内面に段付き摩耗、偏摩耗などの異常摩耗や亀裂などの損傷がないかを点検する。

      2. ■ 注 意 ■
        段付き摩耗や偏摩耗などの異常摩耗がなくてもドラムは徐々に摩耗し使用限度となる。摩耗していると感じたらドラム内径をノギスなどで測定する。