各タイミングプーリのBTDC60°マークが合わせマークと一致していることを確認する。
- ■ 注 意 ■
- バルブとピストンの干渉防止のため必ずBTDC60°側のマークにセットする。

タイミングベルトの回転方向を確認して、図の順序で各プーリに取り付ける。
- ■ 注 意 ■
- クランクシャフト、カムシャフト、アイドラNO.2の各プーリ間は、ベルトにたるみがないように取り付ける。

タイミングベルトテンショナのブーツを取りはずす。
タイミングベルトテンショナをまっすぐプレスにセットする。
タイミングベルトテンショナのロッドをできるだけゆっくり圧縮し、ロッドとシリンダの穴を合わせ、六角棒レンチ(二面幅2mm)をロッドおよびシリンダに貫通させる。
- ■ 注 意 ■
- ロッドの荷重は9.8kN{1000kgf}以上加えない。
- ブーツ取り付けの際、ブーツを傷つける可能性があるため、六角棒レンチ(二面幅2mm)先端をシリンダより突き出させない。
- □ 参 考 □
- ロッドとシリンダの穴を合わせる場合、プレスで圧縮する過程に六角棒レンチ(二面幅2mm)先端をシリンダに挿入し、ロッドの穴を確認する。

圧縮をゆるめ、タイミングベルトテンショナをプレスから取りはずす。
ブーツをタイミングテンショナに取り付ける。
六角棒レンチ(二面幅2mm)の取り付いたタイミングベルトテンショナをオイルポンプ取り付け位置に取り付ける。
- ■ 注 意 ■
- タイミングベルトテンショナを傾いて取り付けると、正常に機能しないので、ボルト2本は均等に締め付ける。
オイルポンプとブーツ間のすき間がないことを確認する。
- ■ 注 意 ■
- すき間がある場合、水入りの原因となるため再度上記の作業を行う。
タイミングベルトテンショナのロッドから六角棒レンチ(二面幅2mm)を取りはずす。
クランクシャフトプーリボルトをワッシャなどを介して仮付けし、クランクシャフトを正回転方向に2回転させ、クランクシャフトタイミングプーリ(TDCマーク)とオイルポンプの合わせマークを合わせたとき、カムシャフトタイミングプーリ(TDCマーク)とカムシャフトベアリングキャップNO.1の合わせマークが一致していることを確認する。

クランクシャフトボルトおよびワッシャを取りはずす。
図のようにタイミングベルトガイドを取り付ける。
