コンプレッサ回路

準備品一覧

回路説明

エアコンディショナアンプリファイヤASSYはエアコンスイッチON信号をボデー多重通信でエンジンコントロールコンピュータに送っている。エンジンコントロールコンピュータはエアコンスイッチON信号を受けて、マグネットクラッチリレーをONさせる。

回路図

点検手順

手順1
S2000−ECUデータ読み取り(A/C)

SST
09991-60101
09991-60300
  1. SSTを使用して、画面表示に従って操作を行い、ECUデータモニターを点検する。


  2. 基準
    ECUデータモニターの参考値が正常であることを確認する

    [システム選択画面:TCCS]

    項目名
    [項目記号]
    点検条件
    参考値
    エアコン信号
    [A/C]
    A/Cスイッチ
    OFF→ON
    OFF→ON
      NG
      エアコンデイシヨナアンプリフアイヤASSY点検および交換
      OK
      次の手順へ

手順2
S2000−ECUデータ読み取り(AMG)

SST
09991-60101
09991-60300
  1. SSTを使用して、画面表示に従って操作を行い、ECUデータモニターを点検する。


  2. 基準
    ECUデータモニターの参考値が正常であることを確認する

    [システム選択画面:TCCS]

    項目名
    [項目記号]
    点検条件
    参考値
    エアコンマグネット
    クラッチリレー
    [AMG]
    A/Cスイッチ
    OFF→ON
    OFF→ON
      NG
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換
      OK
      次の手順へ

手順3
ヒューズ点検(A/C)
  1. エンジンルームリレーブロックのヒューズ(A/C 10A)を点検する。

      NG
      ヒューズ交換
      OK
      次の手順へ

手順4
ヒューズ点検(IG1)
  1. ドライバサイドジャンクションブロックASSYのヒューズ(IG1 7.5A)を点検する。

      NG
      ヒューズ交換
      OK
      次の手順へ

手順5
マグネツトクラツチリレ-単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の導通を点検する。


  2. 基準
    1端子⇔2端子間−導通あり
    3端子⇔5端子間−導通なし
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクターの1端子⇔2端子間にバッテリー電圧を加えたとき、3端子⇔5端子間の導通を点検する。


  4. 基準
    導通あり
      NG
      マグネツトクラツチリレ-交換
      OK
      次の手順へ

手順6
マグネツトクラツチASSY単体点検
  1. コネクター1端子にバッテリーのプラス、アースワイヤにバッテリーのマイナスを接続したとき、作動音がしてマグネットクラッチハブとローターがロックすることを確認する。

  2. □ 参 考 □
    • OK:Aは、1JZ−GTEエンジン搭載車を示す。
    • OK:Bは、1JZ−FSEエンジン搭載車を示す。
    • OK:Cは、1G−FEエンジン搭載車を示す。

      OK:A
      OK:B
      OK:C
      NG
      マグネツトクラツチASSY交換

手順7
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(エンジンコントロールコンピュータ−IGスイッチ間の点検)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBおよびコネクターDを切り離す。

  2. IGスイッチをONにする。

  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両ワイヤハーネス側コネクターD13(ACMG)端子⇔B17(E1)端子間の電圧を測定する。(端子配列は05-869 参照)


  4. 基準値
    10−14V
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(マグネットクラッチASSY−IGスイッチ間)

手順8
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(エンジンコントロールコンピュータ−IGスイッチ間の点検)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターCおよびコネクターDを切り離す。

  2. IGスイッチをONにする。

  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両ワイヤハーネス側コネクターD5(ACMG)端子⇔C1(E1)端子間の電圧を測定する。(端子配列は05-869 参照)


  4. 基準値
    10−14V
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(マグネットクラッチASSY−IGスイッチ間)

手順9
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(エンジンコントロールコンピュータ−IGスイッチ間の点検)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBおよびコネクターCを切り離す。

  2. IGスイッチをONにする。

  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両ワイヤハーネス側コネクターC13(ACMG)端子⇔B17(E1)端子間の電圧を測定する。(端子配列は05-869 参照)


  4. 基準値
    10−14V
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(マグネットクラッチASSY−IGスイッチ間)