DTC C1298/98 トランスファコントロールソレノイド異常

準備品一覧

機能説明

各センサからの信号をもとに、スキツドコントロールコンピユータによりあらかじめ決められているデューティー比によりセンターデフ差動制限クラッチ油圧にコントロールされる。これにより車両の走行状態にあったトランスフアの駆動力配分がおこなわれる。

DTC No
1.診断条件
2.異常状態
3.異常期間
点検部位
C1298/98
1.エンジン回転中
2.ソレノイドSLC回路の短絡または断線
3.1秒以上連続
  • ワイヤハーネスおよびコネクター(ソレノイドSLC信号系統)
  • ソレノイドSLC
  • スキツドコントロールコンピユータASSY

回路図

点検手順

手順1
トランスミツシヨンワイヤ単体点検(トランスフアコントロールソレノイド)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. トランスミツシヨンワイヤのコネクターを切り離す。

  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗および導通を点検する。


  3. 基準値

    抵抗点検

    端子番号(端子名)
    抵抗値[Ω]
    3(SLC+)⇔2(SLC−)
    5.0−5.6(20°C)

    導通点検

    端子番号(端子名)
    導通
    3(SLC+)⇔ボデーアース
    導通なし
    2(SLC−)⇔ボデーアース
    導通なし
      OK
      NG
      次の手順へ

手順2
トランスフアコントロ-ルソレノイド単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 1端子に12V−21Wのバルブを介してバッテリープラスを接続し、2端子にバッテリーマイナスを接続したとき、ソレノイド内のバルブが作動することを点検する。


  2. 基準
    作動する
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1⇔2端子間の抵抗を点検する。


  4. 基準値
    5.0−5.6Ω(20°C)
      NG
      トランスフアコントロ-ルソレノイド交換
      OK
      トランスミツシヨンワイヤ修理または交換

手順3
ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スキツドコントロールコンピユータASSY−トランスミツシヨンワイヤ)(点検および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. トランスミツシヨンワイヤのコネクターを取り付け、スキツドコントロールコンピユータASSYのコネクターDを切り離す。

  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗および導通を点検する。(端子配列は05-328 参照)


  3. 基準値

    抵抗点検

    端子番号(端子名)
    抵抗値[Ω]
    D20(SLC+)⇔D10(SLC−)
    5.0−5.6(20°C)

    導通点検

    端子番号(端子名)
    導通
    D20(SLC+)⇔ボデーアース
    導通なし
    D10(SLC−)⇔ボデーアース
    導通なし
    ■ 注 意 ■
    端子を変形させない。

      NG
      ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
      OK
      スキツドコントロ-ルコンピユ-タASSY点検および交換