DTC P0155/28 O2センサヒータ系統B2S1

 DTC P0135/21 O2センサヒータ系統B1S1

準備品一覧

回路解説

(回路解説は05-36 参照)

DTC NO.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 
トラブルエリア
P0135/21
1.IGスイツチON
2.オキシジエンセンサヒータ回路の断線
3.1秒以上
4.2トリップ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ(オキシジエンセンサヒータ系統)
  • オキシジエンセンサ(#1−3)
  • エンジンコントロールコンピユータ
P0155/28
1.IGスイツチON
2.オキシジエンセンサヒータ回路の断線
3.1秒以上
4.2トリツプ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ(オキシジエンセンサヒータ系統)
  • オキシジエンセンサ(#4−6)
  • エンジンコントロールコンピユータ

配線図

(配線図は05-36 参照)

点検手順

□ 参 考 □
S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。これはフリーズフレームデータが不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録しているからであり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1
エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検(電圧点検)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. IGスイツチをONにする。

  2. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ4(HT1A)端子−Bコネクタ17(E1)端子間の電圧を測定する。(端子配列は05-16 参照)


  3. 基準値
    9ー14V
  4. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ3(HT2A)端子−Bコネクタ17(E1)端子間の電圧を測定する。(端子配列は05-16 参照)


  5. 基準値
    9ー14V
      OK
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換
      NG
      次の手順へ

手順2
オキシジエンセンサ単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. オキシジエンセンサコネクタを切り離す。

  2. SSTを使用して、オキシジエンセンサ1(HT)−2(+B)端子間の抵抗を測定する。


  3. 基 準
    11−16Ω(20°C)
  4. SSTを使用して、オキシジエンセンサ1(HT)−4(E1)端子間の短絡点検をする。


  5. 基 準
    導通なし
      NG
      オキシジエンセンサ交換
      OK
      次の手順へ

手順3
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(ECU−オキシジエンセンサ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. オキシジエンセンサコネクタを切り離す。

  2. エンジンコントロールコンピユータBコネクタを切り離す。

  3. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ4(HT1A)端子−オキシジエンセンサコネクタ1(HT)端子間の導通点検をする。(端子配列は05-16 参照)


  4. 基 準
    導通あり
  5. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ4(HT1A)端子−Bコネクタ18(E2)端子間の短絡点検をする。(端子配列は05-16 参照)


  6. 基 準
    導通なし
  7. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ3(HT2A)端子−オキシジエンセンサコネクタ1(HT)端子間の導通点検をする。(端子配列は05-16 参照)


  8. 基 準
    導通あり
  9. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータBコネクタ3(HT2A)端子−Bコネクタ18(E2)端子間の短絡点検をする。(端子配列は05-16 参照)


  10. 基 準
    導通なし
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクタ修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順4
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(EFIリレー−オキシジエンセンサ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. バツテリマイナスターミナルを切り離す。

  2. オキシジエンセンサコネクタを切り離す。

  3. EFIリレーを取りはずす。

  4. SSTを使用して、EFIリレーホルダ3(+B)端子−オキシジエンセンサコネクタ2(+B)端子間の導通点検をする。


  5. 基 準
    導通あり
    ■ 注 意 ■
    EFIリレーホルダにテスタ棒などを当てて測定する場合は、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。

      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクタ修理または交換
      OK
      ECU電源系統点検(要領は05-16 参照)