DTC    C1552/22    PIG電源電圧異常

DTC    C1554/23    電源リレー異常

準備品一覧


機能説明


フェイルセーフ機能として、PIG電源および電源リレー系異常中はパワーアシストを停止する。


DTC番号
検出項目
問題発生箇所
C1552/22
PIG電源電圧の異常
  1. パワーステアリングリレー(EPSリレー)
  2. EPSヒューズ
  3. MPX-Bヒューズ
  4. パワーステアリングコンピュータASSY
  5. ワイヤハーネスまたはコネクター
C1554/23
電源リレー(EPSリレー)の異常
  1. パワーステアリングリレー(EPSリレー)
  2. EPSヒューズ
  3. MPX-Bヒューズ
  4. パワーステアリングコンピュータASSY
  5. ワイヤハーネスまたはコネクター


回路図



G030367



点検手順

手順1ヒューズ点検(EPS 80A,MPX-B 10A)
  1. ヒューズ(EPS 80A、MPX-B 10A)を点検する。

    基準
    正常

    □ 参 考 □
    ヒューズに異常がある場合は、電源系のワイヤハーネスに異常がないか点検した上でヒューズを交換する。



NG
ヒューズ交換
OK


手順2エレクトリック パワー ステアリングリレー単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    A035654
  1. エンジンルームリレーブロックNo.1からパワーステアリングリレー(EPSリレー)を取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1(+S)←→2(-S)端子間の抵抗を点検する。

    基準値
    200±20Ω

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、3(PECU)←→5(PB)端子間の導通を点検する。

    基準
    導通なし

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、1(+S)←→2(-S)端子間にバッテリー電圧を加えたときの3(PECU)←→5(PB)端子間の導通を点検する。

    基準
    導通あり



NG
エレクトリック パワー ステアリングリレー交換
OK


手順3ワイヤハーネス点検(モータ電源系)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    G030372
  1. IG OFFにして、エンジンルームリレーブロックNo.1からパワーステアリングリレー(EPSリレー)を取りはずす。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リレーブロックの1(+S)、5(PB)端子とボデーアース間の電圧を点検する。

    基準値
    10-14V



    G030368
  1. パワーステアリングコンピユータのコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、パワーステアリングコンピュータのA11(RLY)←→リレーブロックの2(-S)端子間のワイヤハーネスの導通を点検する。

    基準
    導通あり

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、パワーステアリングコンピュータのA4(PIG)←→リレーブロックの3(PECU)端子間のワイヤハーネスの導通を点検する。

    基準
    導通あり

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、パワーステアリングコンピュータのA11(RLY)←→A4(PIG)端子間のワイヤハーネスの抵抗を点検する。

    基準値
    1MΩ以上

    ■ 注 意 ■
    パワーステアリングコンピュータASSYを交換する場合は、交換後に回転角センサ出力補正およびトルクセンサ0点補正を実施する。(要領は参照)



OK
パワーステアリング コンピュータASSY交換
NG

ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換