ブレーキフルード エア抜き |
1. 取り扱い·作業上の注意 |
2. ブレーキフルード補充 |
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ブレーキフルードの缶を、リザーバの上に逆さにして立てる。
3. ブレーキマスタシリンダエア抜き |
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ユニオンナットレンチ(10mm)を使用して、ブレーキチューブ2本をマスタシリンダから切り離す。
ゆっくりとブレーキペダルを踏み込み、その状態を保持する。
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指でチューブ穴をふさぎ、ブレーキペダルを放す。
指を放してゆっくりとブレーキペダルを踏み込んで保持し、再びチューブ穴をふさいでブレーキペダルを放し、これを3、4回繰り返す。
ユニオンナットレンチ(10mm)を使用して、ブレーキチューブ2本をマスタシリンダASSYに接続する。
4. ブレーキ系統エア抜き |
ビニールチューブをブリーダプラグに接続する。
ブレーキペダルを数回踏み込んで、ブレーキペダルを踏んだままブリーダプラグをゆるめる。
ブレーキフルードが出てこなくなった時点で、ブリーダプラグを締め付け、ブレーキペダルを放す。
ブレーキフルードの中のエア混入がなくなるまで繰り返す。
同様にして、各ホイールのブレーキラインからエアを抜く。
5. ABS & トラクッション アクチュエータ ASSYエア抜き(VSCあり) |
イグニッションスイッチをOFFにして、ブレーキペダルを20回以上踏み込む。
イグニッションスイッチをOFFのまま、DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
イグニッションスイッチをONにする。
SST(TaSCAN)の電源スイッチをONにして、“メニュー(作業サポート)”→“ABS·VSC·ECB”→“エア抜き”を選択し、実行する。
アクチュエータ内吸入系エア抜き
SST(TaSCAN)のメニュー画面で、吸入系エア抜きを選択し、実行する。
右前輪のブリーダプラグをゆるめる。
SST(TaSCAN)を操作して、アクチュエータを作動させる。
SST(TaSCAN)の画面で作動停止を確認する。
ブリーダプラグを仮締めする。
エアが完全に抜けるまで、アクチュエータ内吸入系エア抜きの‘ブリーダプラグをゆるめる’から‘ブリーダプラグを仮締めする’までの手順を繰り返し行う。
ブリーダプラグを締め付ける。
右後輪に対して、右前輪と同様の手順で作業を行う。
アクチュエータ内減圧系エア抜き
SST(TaSCAN)のメニュー画面で減圧系のエア抜きを実行する。
右前輪のブリーダプラグをゆるめる。
SST(TaSCAN)の操作によりアクチュエータを作動させ、同時にブレーキペダルを奥まで踏み込み、保持する。
ブリーダプラグを締め付けて、ブレーキペダルを放す。
エアが完全に抜けるまで、アクチュエータ内減圧系エア抜きの‘ブリーダプラグをゆるめる’から‘ブリーダプラグを締め付けて、ブレーキペダルを放す’までの手順を繰り返し行う。
ブリーダプラグを締め付ける。
他の3輪に対して、右前輪と同様の手順で作業を行う。
再度、ブレーキペダルのペダリングによる通常のブレーキ系統エア抜きを行う。
6. ブレーキフルード量点検 |
ブレーキフルードの量を確認し、必要であればリザーバのMAXの位置まで補充する。