シリンダヘッド ガスケット(3GR-FSE·4GR-FSE)  取り付け

準備品一覧



1. シリンダヘッド ガスケット取り付け


    A095642J01
  1. シリンダブロック上面およびシリンダヘッドガスケット上面の図の箇所にシールパッキンブラック(直径2.5-3.0mm)を点状に塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキンブラック塗布後3分以内に取り付け、15分以内にシリンダヘッドボルトを締め付ける。



  2. A094683
  3. ロットナンバーが上面になるようにシリンダヘッドガスケットをシリンダブロックに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け方向を間違えない。
    2. シリンダヘッドガスケットを傷つけない。



2. シリンダヘッド取り付け

□ 参 考 □
シリンダヘッドボルトは塑性域締め付け法で締め付ける。

  1. シリンダヘッドを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    取り付け面を清掃および脱脂する。

  2. シリンダヘッドボルトのねじ部と座面に少量のエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    シリンダヘッド下面にオイルを付着させない。



  3. A095241
  4. 図の順序でシリンダヘッドボルトを数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T = 36 N・m{ 367 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    シリンダヘッドボルトは取りはずした元の位置に取り付ける。

  5. シリンダヘッドボルト頭部のエンジンフロント側にペイントマークをつける。



  6. A035289
  7. ペイントマークを目安にして、締め付け順序に従いシリンダヘッドボルトを90°締め付ける。さらに、締め付け順序に従い90°増し締めする。

  8. すべてのペイントマークが180°締め付けられた位置にあることを確認する。



  9. A090989
  10. フロント面にはみ出したシールパッキンブラックを、きれいなウエスで拭き取る。



3. バルブ ステムキャップ取り付け


    A096392
  1. バルブステム先端にエンジンオイルを塗布し、バルブステムキャップを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    取りはずした元の位置に取り付ける。



4. バルブ ラッシュアジャスタASSY取り付け

■ 注 意 ■
  1. 精密部品のため、ゴミなどの異物を混入させない。
  2. きれいなエンジンオイルを使用する。
  3. エア抜き後、ラッシュアジャスタを倒した場合はオイルが漏れてしまうため、再度エア抜きを行う。



    A090763J01
  1. エンジンオイルを満たした容器にラッシュアジャスタを入れ、SSTを使用してチェックボールを押し下げた状態でプランジャを上下に5-6回動かし、高圧室のエア抜きを行う。

    SST
    09276-75010  

    ■ 注 意 ■
    高圧室エア抜きの際、チェックボールを押し下げないとエア抜きができないため、SST先端部でチェックボールを押し下げた状態(図のようにSSTのテーパ部でプランジャの先端部を確実に押していること)を確認し作業する。

  2. SSTを取りはずし、指でプランジャ先端を強く早く押す。

    基準
    プランジャがほとんど動かないこと

  3. プランジャが動く場合は再度エア抜きを行う。

  4. エンジンオイルを満たした容器にラッシュアジャスタを入れ、プランジャの低圧室にオイルを充填する。

  5. ボデー外周およびプランジャ先端にエンジンオイルを塗布し、ラッシュアジャスタを回転させながら取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    取りはずした元の位置に取り付ける。



5. バルブ ロッカアーム NO.1取り付け


    A096451
  1. ラッシュアジャスタ先端およびバルブステムキャップ頂部にエンジオイルを塗布し、バルブロッカアームを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    取りはずした元の位置に取り付ける。



6. カムシャフトベアリングキャップ取り付け
  1. カムジャーナル部にエンジンオイルを塗布する。



  2. A096595
  3. カムシャフトおよびカムシャフトNo.2をカムシャフトハウジングRHに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ロッカアームがラッシュアジャスタおよびバルブステムキャップにきちんとセットされていることを確認する。



  4. A094680
  5. カムシャフトベアリングキャップのマークおよび数字を確認し、仮置きする。



  6. A094645
  7. 図の順序でベアリングキャップボルト9本を均等に、仮締めする。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



7. カムシャフト ハウジング RH取り付け


    A095049J01
  1. 図の箇所(シリンダヘッド上面)にシールパッキンブラック(直径3.5-4.0mm)を塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にカムシャフトハウジングRHを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  2. A095051J01
  3. カムシャフトハウジングRHを取り付け、14本のボルトを図の順序で均等に締め付ける。

    基準値
    T = 28 N・m{ 286 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトハウジングRH組み付け前に、カムシャフトFR側ノックピンの位置を図の位置に合わせておく。



  4. A095686
  5. 図の順序でベアリングキャップボルト9本を本締めする。

    基準値
    T = 16 N・m{ 163 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    はみ出したシールパッキンブラックは取り付け後に拭き取る。



8. チェーン テンショナASSY NO.2取り付け


    A096452
  1. ボルトで、チェーンテンショナASSY No.2を取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }



9. カムシャフトタイミングギヤおよびNo.2ェーン(RHバンク)取り付け


    A095603J01
  1. 図のように、マークプレートとタイミングマークを合わせ、チェーンNo.2をカムシャフトタイミングギヤに組み付ける。

    □ 参 考 □
    マークプレート色は黄色。

  2. カムシャフトのノックピンとカムシャフトタイミングギヤのピン穴を一致させ、チェーンNo.2が組まれたままカムシャフトタイミングギヤを組み付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. カムシャフトのノックピン先端でカムシャフトタイミングギヤのシール面を傷つけ、シール不良が起こりやすいため、カムシャフトタイミングギヤを強く押し付けない。
    2. 他のボルトは絶対に取りはずさない。取りはずした場合は、カムシャフトタイミングギヤを交換する。



  3. A094473J02
  4. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布後、締め付ける。

    基準値
    T = 100 N・m{ 1020 kgf・cm }

  5. 締め付け後、カムシャフトタイミングギヤがロックしていることを確認する。

  6. チェーンテンショナASSY No.2のロックピンをはずす。



10. チェーン バイブレーション ダンパ NO.2取り付け
  1. チェーンバイブレーションダンパNo.2 2個を取り付ける。



11. チェーン取り付け


    A095061J01
  1. 図のようにマークプレートとタイミングマークを合わせて、チェーンを取り付ける。

    □ 参 考 □
    1. カムシャフト側のマークプレート色はオレンジ色。
    2. チェーンはクランクシャフトを通さず上にのせておく。

  2. RHバンクのカムシャフトタイミングギヤASSYを左回転させ、中間バンク間側のチェーンを張る。



  3. A094661
  4. 図のようにマークプレートとタイミングマークを合わせ、クランクシャフトタイミングギヤにチェーンを取り付ける。

    □ 参 考 □
    クランクシャフト側のマークプレート色は黄色。

  5. クランクシャフトを右回転させ、RHブロックボア中心線(圧縮上死点位置)に合わせる。



12. チェーン テンショナ スリッパ取り付け


13. チェーン テンショナASSY NO.1取り付け


    A096895
  1. ストッパープレートを上に上げて、プランジャのロックを解除する。

  2. ロックが解除された状態で、プランジャを奥まで押し込む。

  3. プランジャが奥まで押し込まれた状態からストッパープレートを下に下げ、プランジャをロックし、ストッパープレートの穴にφ2.5mmの六角棒レンチを差し込む。



  4. A095165
  5. ボルト2本で、チェーンテンショナASSY No.1を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  6. A103867J01
  7. チェーンテンショナASSY No.1の六角棒レンチをはずし、圧縮上死点の位置で各タイミングマークを確認する。



14. タイミングギヤ(チェーン) ケース オイルシール取り付け


    A094902
  1. SSTを使用して、新品のオイルシールをタイミングチェーン(ベルト)カバーの端面まで均等に打ち込む。

    SST
    09316-60011   (09316-00011)

  2. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。



15. タイミングチェーン(ベルト) カバー取り付け
  1. シールパッキンを塗布する前に、シール部に付着した古いシール剤をきれいに除去する。

  2. タイミングチェーン(ベルト)カバー、シリンダヘッド、シリンダブロックの合わせ面に油分、水分、ゴミ等の付着がないように、ブレーキクリーナまたは白ガソリンを使用して清掃および脱脂をする。



  3. A094903
  4. 新品のオイルポンプガスケットを取り付ける。



  5. A094921
  6. 図に示す部分8箇所にシールパッキンブラック(オイル廻り用)を塗布する。

    参考 
    使用シールパッキン
    塗布径(直径)
    シールパッキンブラック(オイル廻り用)
    5.0-5.5mm

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にボルトを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動しない。



  7. タイミングチェーン(ベルト)カバーの図に示す箇所に、シールパッキンブラック(オイル廻り用)およびシールパッキン1282B(水廻り用)を塗布する。


    A103784J01


    参考 
    線種
    使用シールパッキン
    塗布径(直径)
    塗布箇所(内側シールラインから)
    実線
    シールパッキンブラック(オイル廻り用)
    3.5-4.0mm
    3.0-4.0mm
    点線
    シールパッキンブラック(オイル廻り用)
    4.5-5.0mm
    1.0-2.0mm
    一点鎖線
    シールパッキン1282B(水廻り用)
    3.5-4.0mm
    2.0-3.0mm

    ■ 注 意 ■
    1. ブレーキクリーナおよび白ガソリンを使用して、取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にボルトを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動しない。



  8. A094904
  9. オイルポンプロータの2面幅とクランクシャフトの2面幅を合わせ、タイミングチェーン(ベルト)カバーを取り付ける。



  10. A095610
  11. ボルト25本とナット2個で、タイミングチェーン(ベルト)カバーを取り付ける。

    基準値
    T = 43 N・m{ 438 kgf・cm } (ボルトA)
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm } (ボルトA以外)
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm } (ナット)

    ■ 注 意 ■
    ボルトのネジ部に油分の付着がないこと。



  12. A094898
  13. ボルトで、ワイヤリングハーネスクランプブラケットを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



16. ウォータバイパス ジョイント RR取り付け
  1. 新品のウォータアウトレットパイプOリングおよびウォータアウトレットガスケット2枚を取り付ける。



  2. A094676
  3. ボルト2本およびナット4個でウォータバイパスジョイントRRを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



17. シリンダヘッド カバー取り付け


    A103859J01
  1. カムシャフトベアリングキャップ(No.1、No.2、No.7)に新品のガスケット3個を取り付ける。



  2. A094646J01
  3. 図の位置にシールパッキンブラックを塗布し、シリンダヘッドカバーを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  4. A095596J01
  5. ボルト14本で、シリンダヘッドカバーを取り付ける。

    基準値
    T=10N·m{102kgf·cm} (ボルトA)
    T=21N·m{214kgf·cm} (ボルトB)



18. シリンダヘッド カバー LH取り付け


    A103860J01
  1. カムシャフトベアリングキャップ(No.3、No.4、No.7)に新品のガスケット3個を取り付ける。



  2. A094647J01
  3. 図の位置にシールパッキンブラックを塗布し、シリンダヘッドカバーを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  4. A094649
  5. ボルト12本で、シリンダヘッドカバーLHを取り付ける。

    基準値
    T=10N·m{102kgf·cm} (ボルトA)
    T=21N·m{214kgf·cm} (ボルトB)



19. オイルパイプ NO.2取り付け


    A094651J01
  1. オイルコントロールバルブフィルタRHのメッシュ部に異物等の付着がないことを確認する。

  2. オイルパイプユニオンにオイルコントロールバルブフィルタRHを組み付け、新品のガスケットを介しオイルパイプNo.2(ヘッドカバー側)を仮付けする。

  3. 新品のガスケットを介し、オイルチェックバルブボルトでオイルパイプNo.2(シリンダヘッド側)を仮付けする。

  4. オイルパイプユニオン(ヘッドカバー側)を締め付ける。

    基準値
    T = 60 N・m{ 612 kgf・cm }

  5. オイルチェックバルブボルト(シリンダヘッド側)を締め付ける。

    基準値
    T = 60 N・m{ 612 kgf・cm }



20. オイルパイプ NO.1取り付け


    A094650J01
  1. オイルコントロールバルブフィルタLHのメッシュ部に異物等の付着がないことを確認する。

  2. オイルパイプユニオンにオイルコントロールバルブフィルタLHを組み付け、新品のガスケットを介しオイルパイプNo.1(ヘッドカバー側)を仮付けする。

  3. 新品のガスケットを介し、オイルチェックバルブボルトでオイルパイプNo.1(シリンダヘッド側)を仮付けする。

  4. オイルパイプユニオン(ヘッドカバー側)を締め付ける。

    基準値
    T = 60 N・m{ 612 kgf・cm }

  5. オイルチェックバルブボルト(シリンダヘッド側)を締め付ける。

    基準値
    T = 60 N・m{ 612 kgf・cm }



21. イグニッションコイルASSY取り付け
  1. ボルト6本で、イグニッションコイルASSY 6個を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



22. フューエル インジェクタ シール取り付け


    A094868
  1. エンジンコンディショナとウエスを使用して、図に示すインジェクタの側面とシール溝のカーボンを除去する。

    ■ 注 意 ■
    1. 先端部分は清掃しない。
    2. ワイヤブラシなどを使用しない。
    3. インジェクタを落下させた場合は新品と交換する。
    4. インジェクタ先端をぶつけたりしないように、細心の注意を払う。



  2. A094869
  3. SST(ガイド)の内周にエンジンオイルを塗布し、テーパー面がインジェクタ先端側に向くようにインジェクタにセットする。

    SST
    09260-39015   (09268-03020)



  4. A094870
  5. 新品のフューエルインジェクタシールをSST(ホルダ)に取り付ける。

    SST
    09260-39015   (09268-03010)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールをSST(ホルダ)にセットする時、斜めになるとシールが伸びて、矯正することが困難になる。



  6. A094871
  7. フューエルインジェクタシールを取り付けたSST(ホルダ)をインジェクタ先端にセットし、指でフューエルインジェクタシールを押し下げ、図に示すインジェクタの溝へ取り付ける。

    SST
    09260-39015   (09268-03010, 09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールが全周にわたって溝に入っていることを確認する。



  8. A094872
  9. フューエルインジェクタシール(コネクタ側)をSST(ホルダ)で軽く押えながら、SST(ガイド)をゆっくりとインジェクタ先端側に引き上げフューエルインジェクタシールをインジェクタ溝に落ち着かせる。

    SST
    09260-39015   (09268-03010, 09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールがSST(ガイド)とインジェクタの溝に噛み込まないように注意し、噛み込んだ場合は新品に交換する。

    □ 参 考 □
    1. この時点ではフューエルインジェクタシールがSST(ガイド)のストレート部に少しかかる程度でよい。
    2. この作業はフューエルインジェクタシールを噛み込ませないようにする作業のため、一度シールを落ち着かせた後はSST(ガイド)を戻してもよい。



  10. A104146
  11. SST(ホルダ)にもう一方のフューエルインジェクタシールを取り付け、図に示すインジェクタ先端側の溝に取り付ける

    SST
    09260-39015   (09268-03010, 09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    1. フューエルインジェクタシールが全周にわたって溝に入っていることを確認する。
    2. 溶接溝部にフューエルインジェクタシールを落とさないように注意し、落としてしまった場合は新品と交換する。



  12. A094874
  13. SST(ガイド)をゆっくりとインジェクタ先端側に引き上げ、コネクタ側のフューエルインジェクタシールがSST(ガイド)のストレート部に来たとき5秒以上保持し、フューエルインジェクタシールを矯正する。

    SST
    09260-39015   (09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールがSST(ガイド)とインジェクタの溝に噛み込まないように注意し、噛み込んだ場合は新品に交換する。

    □ 参 考 □
    1. ストレート部の目安は、フューエルインジェクタシールの下端とSST(ガイド)の下端が一致した場所になる。
    2. 固くてSST(ガイド)が引き上がらない場合は、SST(ガイド)をゆっくり左右にゆすりながら徐々に引き上げること。



  14. A094876
  15. 先端側のフューエルインジェクタシールを軽くSST(ホルダ)で押えながら、SST(ガイド)をゆっくりとインジェクタ先端側に引き上げフューエルインジェクタシールをインジェクタ溝に落ち着かせる。

    SST
    09260-39015   (09268-03010, 09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールがSST(ガイド)とインジェクタの溝に噛み込まないように注意し、噛み込んだ場合は新品に交換する。



  16. A094875
  17. SST(ガイド)をゆっくりとインジェクタ先端側に引き上げ、先端側のフューエルインジェクタシールがSST(ガイド)のストレート部に来たとき5秒以上保持し、フューエルインジェクタシールを矯正する。

    SST
    09260-39015   (09268-03020)

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールがSST(ガイド)とインジェクタの溝に噛み込まないように注意し、噛み込んだ場合は新品に交換する。

    □ 参 考 □
    1. ストレート部の目安は、フューエルインジェクタシールの下端とSST(ガイド)の下端が一致した場所になる。
    2. 固くてSST(ガイド)が引き上がらない場合は、SST(ガイド)をゆっくり左右にゆすりながら徐々に引き上げること。



  18. A095663
  19. フューエルインジェクタシール取り付け後、シールに傷付きや潰れ、シール溝からのはみ出しが無いことを確認する。

    ■ 注 意 ■
    フューエルインジェクタシールに傷付や潰れ、シール溝からのはみ出しがある場合は新品に交換する。



23. フューエルインジェクタASSY取り付け


    A094877
  1. 新品のOリング、新品のバックアップリングおよび新品のEリングを図のように取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. インジェクタのOリング溝部に異物、傷等がないこと。
    2. バックアップリングNo.1およびNo.2の方向性を間違えない。
    3. バックアップリング、Oリングの組み付け順序を間違えない。
    4. バックアップリングの合い口部は、図のようにのり上げや広がりがないこと。
    5. 組み付け後、Oリングに異物および傷等がないこと。



  2. A095026
  3. インジェクタにノズルホルダクランプを取り付ける。

  4. Oリング部に新品のエンジンオイルを塗布し、デリバリパイプの切り欠きにノズルホルダクランプの突起部を合わせて取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. インジェクタ挿入穴内部(デリバリパイプ)に異物および傷等がないこと。
    2. Oリングおよび取り付け穴内部にガソリンの付着がないこと。
    3. インジェクタはデリバリパイプに傾けずにまっすぐ挿入する。
    4. デリバリパイプ、ノズルホルダクランプ間に隙間がないこと。



24. フューエル デリバリパイプ取り付け
  1. 新品のインジェクタバイブレーションインシュレータをシリンダヘッドに取り付ける。

  2. インジェクタ取り付け穴にハイルーセンを塗布する。



  3. A096448
  4. スタッドボルトにフューエルデリバリパイプを挿入し、スタッドボルトのねじ山にナットが締め付けられる位置まで手で押し込む。

    ■ 注 意 ■
    1. インジェクタを落下させた場合は、新品と交換する。
    2. インジェクタ挿入穴内部(シリンダヘッド)に、異物および傷等がないこと。
    3. インジェクタ先端部をぶつけたりしないように、細心の注意を払う。
    4. フューエルデリバリパイプを押し込む際、斜めにならないように均等に押し込む。



  5. A096768
  6. ボルト2本とナット2個を図の順序で均等に締め付け、フューエルデリバリパイプを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

  7. コネクタ3個およびクランプ2箇所を接続する。



25. フューエルデリバリパイプ NO.2取り付け
  1. 新品のインジェクタバイブレーションインシュレータをシリンダヘッドに取り付ける。

  2. インジェクタ取り付け穴にハイルーセンを塗布する。



  3. A096448
  4. スタッドボルトにフューエルデリバリパイプNo.2を挿入し、スタッドボルトのネジ山にナットが締め付けられる位置まで手で押し込む。

    ■ 注 意 ■
    1. インジェクタを落下させた場合は、新品と交換する。
    2. インジェクタ挿入穴内部(シリンダヘッド)に、異物および傷等がないこと。
    3. インジェクタ先端部をぶつけたりしないように、細心の注意を払う。
    4. フューエルデリバリパイプNo.2を押し込む際、斜めにならないように均等に押し込む。



  5. A096769
  6. ボルト2本とナット2個を図の順序で均等に締め付け、フューエルデリバリパイプNo.2を取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

  7. コネクタ3個およびクランプ3箇所を接続する。



26. フューエルパイプ NO.3取り付け


    A105737J01
  1. 新品のOリング、新品のバックアップリングおよび新品のEリングを図のように組み付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. フューエルパイプのOリング溝部に異物、傷等がないこと。
    2. バックアップリングNo.1およびNo.2の方向性を間違えない。
    3. バックアップリング、Oリングの組み付け順序を間違えない。
    4. バックアップリングの合い口部は、図のようにのり上げや広がりがないこと。
    5. 組み付け後、Oリングに異物および傷等がないこと。



  2. A094431
  3. Oリング部に新品のエンジンオイルを塗布し、フューエルパイプNo.3をデリバリパイプとの隙間が無くなる所まで手で押し込み、ボルト4本でフューエルパイプNo.3を取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. Oリングおよび取り付け穴内部にガソリンの付着がないこと。
    2. 取り付け穴内部に、異物および傷等がないこと。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



27. フューエルパイプ NO.2取り付け


    A105737J01
  1. 新品のOリング、新品のバックアップリングおよび新品のEリングを図のように取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. フューエルパイプのOリング溝部に異物、傷等がないこと。
    2. バックアップリングNo.1およびNo.2の方向性を間違えない。
    3. バックアップリング、Oリングの組み付け順序を間違えない。
    4. バックアップリングの合い口部は、図のようにのり上げや広がりがないこと。
    5. 組み付け後、Oリングに異物および傷等がないこと。

  2. Oリング部に新品のエンジンオイルを塗布し、フューエルパイプNo.2をフューエルデリバリパイプに接続する。

    ■ 注 意 ■
    1. Oリングおよび取り付け穴内部にガソリンの付着がないこと。
    2. 取り付け穴内部に、異物および傷等がないこと。
    3. この時点ではボルトは取り付けない。



28. フューエルポンプASSY取り付け


    A094865
  1. クランクシャフトを回転させ、シリンダヘッドカバーのフューエルポンプ組み付け穴からカムの平らな面が上に向いている状態にする。

    □ 参 考 □
    フューエルポンプASSY取り付け時、上記作業によりカム凸部でポンプ駆動面を押し上げないため、フューエルポンプおよびフューエルパイプNo.2の取り付け作業が容易になる。

  2. シリンダヘッドカバーのフューエルポンプ組付け穴からシリンダヘッドのオイル溜め部にエンジンオイルを30cc注入する。



  3. A094424
  4. ポンプ駆動カムおよびポンプリフタ部にエンジンオイルを塗布する。



  5. A094879
  6. 新品のフューエルポンプインシュレータを介して、フューエルポンプASSYをシリンダヘッドカバー上のスタットボルトに通す。

    ■ 注 意 ■
    インシュレータを取り付ける際、ハトメの開側が上面に来るように取り付ける。

  7. フューエルパイプNo.2のユニオンナットをシール面にダメージを与えないように取り付け、手で回せるところまで締め付ける。



  8. A094423
  9. ナット2個で、フューエルポンプASSYをシリンダヘッドカバーに数回に分けて締め付ける。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

  10. フューエルホースを取り付ける。



29. フューエルパイプ NO.2接続


    A094425J01
  1. ユニオンナットレンチ19を使用して、フューエルパイプNo.2をフューエルポンプに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    フューエルポンプ側のユニオンは固定しない。

    基準値
    T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }



  2. A094422
  3. ボルト2本で、フューエルパイプNo.2をデリバリパイプに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  4. コネクタをフューエルポンプASSYに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    フューエルパイプNo.2を取りはずした場合は、フューエルパイプNo.2のOリング、バックアップリングNo.1、No.2、No.3およびEリングを交換する。(要領は参照)



30. フューエルパイプ NO.1取り付け


    A094429
  1. ボルト2本でフューエルパイプNo.1を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  2. クランプをずらし、フューエルパイプNo.1のホース2箇所を接続する。

  3. フューエルホースNo.3をフューエルパイプNo.1に接続する。



31. フューエルプレッシャパルセーションダンパASSY取り付け


    A105752J01
  1. 新品のガスケットを介して、フューエルプレッシャパルセーションダンパASSYをフューエルポンプASSYに取り付ける。

    基準値
    T = 40 N・m{ 408 kgf・cm }



32. ウォータバイパスパイプ NO.3接続


    A105753
  1. ボルトでウォータバイパスパイプNo.3を接続する。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



33. インテークマニホールド取り付け


    A103762J01
  1. 新品のガスケットを介して、ボルト4本とナット4個でンテークマニホルドを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

  2. コネクタをインテークマニホルドに接続する。



34. オイルストレーナ取り付け


    A094463
  1. 2WD車

    1. 新品のオイルストレーナガスケットを介し、ナット3個でオイルストレーナを取り付ける。

      基準値
      T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  2. 4WD車



      A094462
    1. 新品のオイルストレーナガスケットを介し、ボルトおよびナット2個でオイルストレーナを取り付ける。

      基準値
      T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  3. A094472
  4. 新品のOリング2個を取り付ける。



35. オイルパン取り付け


    A095612J01
  1. 図の箇所にシールパッキンブラック(直径3-4mm)を塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面およびボルト穴を清掃、点検する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にオイルパンを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  2. A095599J01
  3. ボルト16本およびナット2個を数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=10N·m{102kgf·cm} (ボルトA)
    T=21N·m{214kgf·cm} (ボルトB)
    T=21N·m{214kgf·cm} (ナット)



36. オイル パイプASSY (ストレーナ ツキ)取り付け(駆動方式4WD)


    A094461
  1. 新品のオイルストレーナガスケットを介し、ナット3個でオイルパイプASSYを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



37. オイルパン NO.2取り付け


    A095613J01
  1. 図の箇所にシールパッキンブラック(直径3-4mm)を塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面およびボルト穴を清掃、点検する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、10分以内にオイルパンNo.2を締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



  2. A095044
  3. 2WD車

    1. ボルト15本およびナット2個を数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

      基準値
      T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  4. A094459
  5. 4WD車

    1. ボルト14本およびナット2個を数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

      基準値
      T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



38. クランクシャフト プーリ取り付け
  1. クランクシャフトプーリのキー溝とプーリキーを合わせ、クランクシャフトプーリを取り付ける。



  2. A103794J01
  3. SSTを使用して、クランクシャフトプーリを固定し、ボルトを締め付ける。

    SST
    09213-70011   (09213-70020)
    09330-00021  
    基準値
    T = 250 N・m{ 2550 kgf・cm }



39. ウォータインレット取り付け


    A094890
  1. 新品のウォータインレットハウジングガスケットNo.1および、ウォータアウトレットパイプOリングを取り付ける。



  2. A094886
  3. ボルト4本とナットで、ウォータインレットを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    Oリングをかみ込まないように注意する。



  4. A094885
  5. 図の位置のホース5本を接続する。



  6. A094884
  7. ラジエータホース2本を接続する。



40. インジェクタ ドライバ取り付け


    A103869J01
  1. ボルトおよびナット2個で、インジェクタドライバを取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



41. エンジン カバーASSY NO.1取り付け


    A102846J01
  1. クリップ3個で、エンジンカバーASSY No.1を取り付ける。



42. ウォータポンプ プーリ取り付け


    A094892
  1. ボルト4本で、ウォータポンププーリを仮締めする。

  2. SSTを使用して、ウォータポンププーリを固定する。

    SST
    09960-10010   (09962-01000, 09963-00700)

  3. ボルト4本を本締めする。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }



43. Vベルト テンショナASSY取り付け


    A103872J02
  1. ボルト5本で、VベルトテンショナーASSYを仮付けする。

  2. 2WD:

    1. ボルトAおよびBを締め付ける。

      基準値
      T = 43 N・m{ 438 kgf・cm }

  3. 4WD:

    1. ボルトAおよびCを締め付ける。

      基準値
      T = 43 N・m{ 438 kgf・cm }

  4. 残りのボルトを締め付ける。

    基準値
    T = 43 N・m{ 438 kgf・cm }



44. フロントディファレンシャルASSY取り付け(駆動方式4WD)


    C104373
  1. ディファレンシャルキャリアASSYをオーバーホールアタッチメントから取りはずす。

  2. ディファレンシャルキャリアASSYをジャッキで保持し、エンジンASSYにボルト3本で仮付けする。

  3. ディファレンシャルキャリアASSY取り付けボルト3本を本締めする。

    基準値
    T = 87 N・m{ 890 kgf・cm }



45. エンジンASSY取りはずし
  1. エンジンASSYをエンジンスタンドから取りはずす。



46. ドライブプレート & リングギヤ取り付け


    A094447
  1. SSTを使用して、クランクシャフトを固定する。

    SST
    09213-70011   (09213-70020)
    09330-00021  

  2. セットボルトおよびボルト穴を清掃する。

  3. ボルト先端より2-3ピッチにアドヘシブ1324を塗布する。

  4. フロントスペーサ、ドライブプレートおよびリヤスペーサを組み付ける。



  5. A095047
  6. 図の順序でボルト8本を取り付ける。

    基準値
    T = 83 N・m{ 846 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    組み付け後、1時間以内はエンジンを始動しないで放置する。



47. エンジン マウンティング インシュレータ FR取り付け


    A100792J01
  1. ボルト2本で、エンジンマウンティングインシュレータRH側およびLH側を取り付ける。

    基準値
    T = 35 N・m{ 357 kgf・cm }



48. エンジン ワイヤ取り付け


49. フロントドライブ シャフトASSY LH取り付け(駆動方式4WD)
  1. インボードジョイントASSYのスプライン部にハイポイドギヤオイルSXを塗布する。

  2. シャフトホールスナップリングの切り口を下に向ける。



  3. C104518J01
  4. インボードジョイントASSYのスプラインを合わせ、ブラスバーおよびハンマーを使用して、ドライブシャフトASSY LHを均等に打ち込む。

    ■ 注 意 ■
    1. ブーツを傷つけない。
    2. オイルシールを傷つけない。
    3. 打ち込みは、インボードジョイントASSYの圧入壁を利用する。
    4. ハンマーでアウトボードジョイントASSYの先端を打たない。

    □ 参 考 □
    ドライブシャフトASSY LHが完全に打ち込まれていることを、ブラスバーの反力の変化あるいは音質の変化で判断する。



50. フロントドライブ シャフトASSY RH取り付け(駆動方式4WD)
  1. ドライブシャフトベアリングブラケットホールスナップリングをドライブシャフトASSY RHに取り付ける。

  2. インボードジョイントASSYのスプライン部にハイポイドギヤオイルSXを塗布する。

  3. インボードジョイントASSYのスプラインを合わせ、ドライブシャフトASSY RHを挿入する。



  4. F048227
  5. ウォーターポンププライヤーを使用して、ドライブシャフトベアリングブラケットホールスナップリングを押し縮め、ベアリングブラケットに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. ブーツを傷つけない。
    2. オイルシールを傷つけない。

  6. 新品のボルトをベアリングブラケットの図の位置に取り付ける。

    基準値
    T = 32 N・m{ 327 kgf・cm }



51. オートマチック ウィズ トランスファ トランスミッションASSY取り付け(駆動方式4WD)


    Z036178
  1. エンジン側にノックピンが付いていることを確認する。

  2. エンジンとオートマチックウィズトランスファトランスミッションASSYを水平にしてノックピンとノックピン穴を合わせ、図の位置のボルト9本を締め付ける。

    基準値
    T=71N·m{724kgf·cm}(図中A、B)
    T=37N·m{377kgf·cm}(図中C)

    ■ 注 意 ■
    1. トランスアクスルASSYを無理にこじらない。
    2. トルクコンバータが回転すること。

    □ 参 考 □
    1. ボルトA品番 91619-61250(首下長さ50mm)
    2. ボルトB品番 90119-12005(首下長さ70mm)
    3. ボルトC品番 90119-10260(首下長さ43mm)



52. ウォータバイパスホース取り付け(駆動方式4WD)


    Z036186J01
  1. クランプ2個でウォータバイパスホース2本をトランスミッションオイルクーラに取り付ける。

  2. ボルトでウォータホースホースクランプを取り付ける。

    基準値
    T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



53. ワイヤハーネス取り付け(駆動方式4WD)


    G033057J01
  1. ボルト6本で、ワイヤハーネスクランプをオートマチックウィズトランスファトランスミッションに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



54. コネクター取り付け(駆動方式4WD)


    G033810J01
  1. トランスミッションASSYを少し傾ける。



  2. G033067J05
    C104787
  3. ニュートラルスタートスイッチコネクター、トランスミッションワイヤコネクター(トランスファ)、トランスミッションワイヤコネクター(AT)、トランスミッションレボリューションセンサコネクター2個を取り付ける。

    □ 参 考 □
    トランスミッションワイヤコネクター(AT)は爪の接続音が鳴るまでレバーを上に押し上げる。



55. ドライブプレート & トルクコンバータ セットボルト取り付け(駆動方式4WD)


    Z036187
  1. スタータを取りはずしたすき間からトルクコンバータセットボルト6本を取り付ける。

    基準値
    T = 41 N・m{ 420 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    1. 位置決めボルトを最初に締め込む。
    2. 残り5本は均等に締め付ける。

    □ 参 考 □
    位置決めボルトは黒色。



56. オートマチックトランスミッションASSY取り付け(駆動方式2WD)


    Z036178
  1. エンジン側にノックピンが付いていることを確認する。

  2. エンジンとオートマチックトランスミッションASSYを水平にしてノックピンとノックピン穴を合わせ、図の位置のボルト9本を締め付ける。

    基準値
    T = 71 N・m{ 724 kgf・cm } (A),(B)
    T = 37 N・m{ 277 kgf・cm } (C)

    ■ 注 意 ■
    1. トランスアクスルASSYを無理にこじらない。
    2. トルクコンバータが回転すること。

    □ 参 考 □
    1. ボルトA品番 91619-61250(首下長さ50mm)
    2. ボルトB品番 90119-12005(首下長さ70mm)
    3. ボルトC品番 90119-10260(首下長さ43mm)



57. ウォータバイパスホース取り付け(駆動方式2WD)


    Z035798
  1. クランプ2個でウォータバイパスホース2本をトランスミッションオイルクーラに取り付ける。



  2. Z035798
  3. ボルトでウォータホースホースクランプを取り付ける。

    基準値
    T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



58. ワイヤハーネス取り付け(駆動方式2WD)


    C106443J01
  1. ボルト3本で、ワイヤハーネスクランプをオートマチックトランスミッションASSYに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



59. コネクター取り付け(駆動方式2WD)


    C104744J01
  1. オートマチックトランスミッションを少し傾ける。



  2. C106442J01
    C104787
  3. ニュートラルスタートスイッチコネクター、トランスミッションワイヤコネクター、トランスミッションレボリューションセンサコネクター2個を取り付ける。

    □ 参 考 □
    トランスミッションワイヤコネクターは爪の接続音が鳴るまでレバーを上に押し上げる。



60. ドライブプレート & トルクコンバータ セットボルト取り付け(駆動方式2WD)


    Z035794
  1. スタータを取りはずしたすき間からトルクコンバータセットボルト6本を取り付ける。

    基準値
    T = 41 N・m{ 420 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    1. 位置決めボルトを最初に締め込む。
    2. 残り5本は均等に締め付ける。

    □ 参 考 □
    位置決めボルトは黒色。



61. フライホイール ハウジング サイドカバー取り付け


62. スタータASSY取り付け


    A094953
  1. ボルト2本で、スタータASSYを取り付ける。

    基準値
    T = 58 N・m{ 591 kgf・cm }

  2. ナットで、B端子を接続する。

    基準値
    T = 9.8 N・m{ 100 kgf・cm }

  3. ターミナルキャップのカバーを取り付ける。

  4. コネクターをスタータASSYに接続する。



63. エキゾーストマニホールド RH取り付け


    A102842J01
  1. エキゾーストマニホールドツウヘッドガスケットを図のように取り付ける。

  2. ナット6個で、エキゾーストマニホールドRHを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    スタッドボルトへ乗り上げないように取り付ける。



64. エキゾーストマニホールド LH取り付け


    A102843J01
  1. エキゾーストマニホールドツウヘッドガスケットを図のように取り付ける。

  2. ナット6個で、エキゾーストマニホールドLHを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    スタッドボルトへ乗り上げないように取り付ける。



65. オイルレベルゲージガイド取り付け


    A095560J01
  1. 新品のOリングを介し、ボルトでオイルレベルゲージガイドを取り付ける。

    基準値
    T=10N·m{102kgf·cm} (ボルトA)

  2. 新品のOリングを介し、ボルトでオイルレベルゲージガイドNo.2を取り付ける。

    基準値
    T=21N·m{214kgf·cm} (ボルトB)

    □ 参 考 □
    Oリングに少量のエンジンオイルを塗布しておく。



66. フロントプロペラシャフトASSY取り付け(駆動方式4WD)
  1. フロントプロペラシャフトASSYを、各コンパニオンフランジに取り付ける。



  2. F048230J05
  3. トランスファコンパニオンフランジとフロントプロペラシャフトASSYの合わせマークを合わせ、ユニバーサルジョイントワッシャ2個を介し、ボルト6本でフロントプロペラシャフトASSYをトランスファコンパニオンフランジに仮付けする。



  4. F048231J04
  5. フロントディファレンシャルコンパニオンフランジとフロントプロペラシャフトASSYの合わせマークを合わせ、ユニバーサルジョイントワッシャ2個を介し、ボルト6本でフロントプロペラシャフトASSYをトランスファコンパニオンフランジに仮付けする。

  6. フロントプロペラシャフトASSYが回転しないように角軸マイナスドライバーでトランスファコンパニオンフランジを保持する。



  7. C104815J02
  8. ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、フロントプロペラシャフトASSYのボルト6本を本締めする。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    ボルトを再使用する場合は、ボルトにエンジンオイルを塗布する。

  9. フロントプロペラシャフトASSYが回転しないように角軸マイナスドライバーでトランスファコンパニオンフランジを保持する。



  10. C104839J01
  11. ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、フロントプロペラシャフトASSYのボルト6本を本締めする。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    ボルトを再使用する場合は、ボルトにエンジンオイルを塗布する。



67. エンジン ASSY W/トランスミッション取り付け(駆動方式2WD)
  1. エンジンリフターにエンジンASSY W/トランスミッションをセットする。



  2. A103785J01
  3. ボルト12本で、エンジンASSY W/トランスミッションを車両に取り付ける。

    基準値
    T=167N·m{1700kgf·cm} (ボルトA)
    T=204N·m{2080kgf·cm} (ボルトB)
    T=50N·m{550kgf·cm} (ボルトC)
    T=49N·m{500kgf·cm} (ボルトD)



  4. A103854J01
  5. ボルト4本で、エンジンリヤマウンティングメンバを取り付ける。

    基準値
    T = 26 N・m{ 265 kgf・cm }



68. エンジン ASSY W/トランスミッション取り付け(駆動方式4WD)
  1. エンジンリフターにエンジンASSY W/トランスミッションをセットする。



  2. A103786J01
  3. ボルト8本で、エンジンASSY W/トランスミッションを車両に取り付ける。

    基準値
    T=167N·m{1700kgf·cm} (ボルトA)
    T=165N·m{1680kgf·cm} (ボルトB)
    T=50N·m{550kgf·cm} (ボルトC)



  4. A103855J01
  5. ボルト4本で、エンジンリヤマウンティングメンバを取り付ける。

    基準値
    T = 26 N・m{ 265 kgf・cm }



69. フロアシフト ギヤ シフティングロッド NO.1取り付け(駆動方式2WD)


    C104743
  1. ナットで、シフティングロッドNO.1をコネクティングロッドスイベルに仮付けする。



70. フロアシフト ギヤ シフティングロッド NO.1取り付け(駆動方式4WD)


    Z035724
  1. ナットで、シフティングロッドをコネクティングロッドスイベルに仮付けする。



71. エキゾーストパイプ NO.1サポート ブラケット取り付け


    Z035795
  1. ボルト2本で、エキゾーストパイプNO.1サポートブラケットをオートマチックトランスミッションに取り付ける。

    基準値
    T = 43 N・m{ 440 kgf・cm }



72. フロントアクスルASSY LH取り付け(駆動方式4WD)
  1. アクスルASSYを車両外側に押して、アクスルASSYとドライブシャフトASSY LHのスプラインを合わせて挿入する。

    ■ 注 意 ■
    1. アクスルASSYを必要以上に車両外側へ押し出さない。
    2. ブーツを傷つけない。
    3. スピードセンサロータを傷つけない。
    4. スピードセンサロータおよび挿入部に異物がないことを確認する。
    5. フレキシブルホースに無理な力を加えない。



73. フロントアクスルASSY RH取り付け(駆動方式4WD)

□ 参 考 □
LH側と同様に取り付ける。



74. フロントショックアブソーバASSY LH接続(駆動方式2WD)
  1. ボルトを取り付け、ショックアブソーバ下側とフロントサスペンションロワーアームASSY LHを接続する。

    基準値
    T = 157 N・m{ 1600 kgf・cm }



75. フロントショックアブソーバASSY RH接続(駆動方式2WD)

□ 参 考 □
RH側はLH側と同様の手順で行う。



76. フロントショックアブソーバASSY LH接続(駆動方式4WD)
  1. ボルトでフロントショックアブソーバブラケットLWR LHと接続する。

    基準値
    T = 48 N・m{ 489 kgf・cm }



77. フロントショックアブソーバASSY RH接続(駆動方式4WD)

□ 参 考 □
RH側はLH側と同様の手順で行う。



78. フロントロワーボールジョイントASSY LH接続(駆動方式2WD)


    F049035
  1. ロワボールジョイントをステアリングナックルに取り付け、ボルト2本で締め付ける。

    基準値
    T = 120 N・m{ 1224 kgf・cm }



79. フロントロワーボールジョイントASSY RH接続(駆動方式2WD)

□ 参 考 □
RH側はLH側と同様の手順で行う。



80. フロントロワーボールジョイントASSY LH取り付け(駆動方式4WD)


    F048225
  1. フロントロワーボールジョイントASSYをステアリングナックルに取り付け、ボルト2本で締め付ける。

    基準値
    T = 120 N・m{ 1224 kgf・cm }



81. フロントロワーボールジョイントASSY RH取り付け(駆動方式4WD)

□ 参 考 □
RH側はLH側と同様の手順で行う。



82. タイロッドASSY LH取り付け(駆動方式4WD)


    C104519J02
  1. タイロッドエンドLHをステアリングナックルに仮り付け、ナットで締め付ける。

    基準値
    T = 65 N・m{ 663 kgf・cm }

  2. 新品のクリップを取り付ける。



83. タイロッドASSY RH取り付け(駆動方式4WD)

□ 参 考 □
LH側と同様に取り付ける。



84. フロントアクスル ハブ ナット LH取り付け(駆動方式4WD)
  1. ソケットレンチ(30mm)を使用して、新品のフロントアクスルハブナット LHを取り付ける。

    基準値
    T = 294 N・m{ 3000 kgf・cm }



  2. F048236
  3. タガネおよびハンマーを使用して、フロントアクスルハブナット LHをかしめる。



85. フロントアクスル ハブ ナット RH取り付け(駆動方式4WD)

□ 参 考 □
LH側と同様に取り付ける。



86. ステアリング スライディング ヨーク ASSY接続(駆動方式2WD)


    C104428J01
  1. 合わせマークを合わせ、ステアリングスライディングヨークASSYをパワーステアリングリンクASSYに接続する。



  2. C104427J02
  3. ボルト(B)を締め付けた後に、ボルト(A)を締め付ける。

    基準値
    T = 35 N・m{ 360 kgf・cm }



87. ステアリング インタミディエイトシャフトASSY NO.2接続(駆動方式4WD)


    C104442J01
  1. 合わせマークを合わせ、ステアリングインタミディエイトシャフトASSY No.2をパワーステアリングリンクASSYに接続する。



  2. C104441J02
  3. ボルトを締め付ける。

    基準値
    T = 35 N・m{ 360 kgf・cm }



88. ワイヤハーネス接続
  1. ナットで、オルタネータの+B端子を接続する。

    基準値
    T = 9.8 N・m{ 100 kgf・cm }

  2. コネクタおよびアースケーブルを接続する。



89. エンジン ワイヤ接続
  1. エンジンワイヤをエンジンコントロールコンピュータおよびジャンクションブロックに接続する。

  2. コネクタを接続する。



90. フューエルホース NO.3接続


91. フューエルチューブ接続


    A103866J01
  1. フューエルチューブを‘カチッ’と音がするまで差し込む。

    □ 参 考 □
    1. 作業前にパイプおよびコネクタの接続部に傷および異物の付着がないことを確認する。
    2. 接続後コネクタを引っ張り、確実に接続されていることを確認する。

  2. EFIフューエルパイプクランプを取り付ける。



92. クーラコンプレッサ W/マグネットクラッチASSY仮締め(駆動方式2WD)


    E105829
  1. トルクスソケットレンチ(E8)を使用して、スタッドボルトで、クーラコンプレッサW/マグネットクラッチASSYを仮置きする。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



93. クーラコンプレッサ W/マグネットクラッチASSY本締め(駆動方式2WD)


    E105828J01
  1. ボルト3本およびナットで、クーラコンプレッサW/マグネットクラッチASSYを取り付ける。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

    □ 参 考 □
    図の順序で締め付ける。



94. クーラコンプレッサ W/マグネットクラッチASSY仮締め(駆動方式4WD)


    E105833
  1. トルクスソケットレンチ(E8)を使用して、スタッドボルトでクーラコンプレッサW/マグネットクラッチASSYを仮置きする。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  2. E105832
  3. ボルト2本およびナットで、クーラコンプレッサW/マグネットクラッチASSYを仮締めする。



95. オイルフィルタ ブラケット取り付け(駆動方式4WD)


    E105835
  1. ナットおよびボルトで、オイルフィルタブラケットを取り付ける。

    □ 参 考 □
    ボルトは仮締めする。



96. クーラコンプレッサ W/マグネットクラッチASSY本締め(駆動方式4WD)


    E105834J01
  1. 仮締めした、ボルト3本およびナットで、クーラコンプレッサW/マグネットクラッチASSYを締め付ける。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

    □ 参 考 □
    図の順序で締め付ける。



97. オルタネータASSY取り付け


    A103493
  1. ボルト2本で、ブラケット2個を取り付ける。

    基準値
    T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



  2. A094951
  3. ボルト2本で、オルタネータを取り付ける。

    基準値
    T = 43 N・m{ 438 kgf・cm }



  4. A094950
  5. ナットでブラケットを取り付ける。

    基準値
    T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



  6. A103501J01
  7. コネクターおよびクランプを接続する。

  8. ナットで、+B端子にハーネスを接続する。

    基準値
    T = 9.8 N・m{ 100 kgf・cm }

  9. ターミナルキャップを取り付ける。



98. アイドラプーリ NO.2取り付け
  1. ボルトで、アイドラプーリNo.2を取り付ける。

    基準値
    T = 43 N・m{ 438 kgf・cm }



99. ベ-ンポンププ-リ カバ-取り付け


    A103491J01
  1. クランプ3個で、ベーンポンププーリカバーを取り付ける。



100. ワイヤリングハーネス プロテクタ取り付け


    A103502J01
  1. ナット3個でワイヤリングハーネスプロテクタをシリンダヘッドカバーLHに取り付ける。(図A)

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    中央のナットを先に取りつける。

  2. クランプ3箇所を取り付ける。(図B)

  3. コネクターをカムポジションセンサに接続する。(図C)



101. ファン & オルタネータ Vベルト取り付け


    A093980
  1. アイドラプーリ以外にベルトを掛ける。

    ■ 注 意 ■
    テンショナーおよびアイドラプーリには、ベルトの背面側を掛ける。

  2. テンショナーのプーリセットボルトに工具を掛け、テンショナーを左に回転させ六角棒レンチを取りはずし、ベルトをゆるめる。

  3. 上記の状態でアイドラプーリにベルトを掛ける。

    ■ 注 意 ■
    各プーリのベルト掛け状態が正しくセットされていることを確認する。



102. ラジエータASSY取り付け


    A103797
  1. ラジエータサポートクッション2個とラジエータサポートLWR2個をラジエータASSYに取り付ける。



  2. A103693
  3. クーリングファンASSY下部のかん合部をラジエータASSY下部のかん合部にはめ込み、ツメ3箇所をかん合させてクーリングファンASSYをラジエータASSYに取り付ける。



  4. A103799
  5. ラジエータASSYをクーリングファンASSYと一体で車両に取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    クーラコンデンサASSYとラジエータASSYを干渉させない。



103. エンジンルーム ECU アウトレット ダクト取り付け


    A103694
  1. エンジンルームECUアウトレットダクトをエンジンルームECUボックスに取り付ける。



104. クーラ コンデンサASSY取り付け


    A094893
  1. ボルト4本で、クーラコンデンサASSYをラジエータASSYに取り付ける。

    基準値
    T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm }



105. ラジエータ アウトレットホース接続


    A103692
  1. ラジエーホースNo.2をラジエータASSYに接続し、クリップで固定する。



106. ラジエータ インレットホース接続


A103691
  1. ラジエータホースNo.1をラジエータASSYに取り付け、クリップ2個で固定する。



107. ラジエータ サポート UPR取り付け


    A103689
  1. ボルト5本で、ラジエータサポートUPRを取り付ける。

    基準値
    T = 8.0 N・m{ 82 kgf・cm }

  2. ワイヤハーネスクランプおよびコネクターを接続する。



108. ボンネット(フード) ロックASSY取り付け


    A103688
  1. ボルト3本で、ボンネット(フード)ロックASSYをラジエータサポートUPRに取り付ける。

    基準値
    T = 8.0 N・m{ 82 kgf・cm }

  2. クリップをラジエータサポートUPRに接続する。



109. インテークエアサージタンク取り付け


    A103645J02
  1. 新品のガスケットを介して、インテークエアサージタンクをインテークマニホールドに取り付ける。

  2. ヘキサゴンレンチ(5mm)を使用して、ボルト6本をインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 18 N・m{ 184 kgf・cm } (ボルトA以外)

  3. ボルトおよびナットをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm } (ボルトA)
    T = 16 N・m{ 163 kgf・cm } (ナット)



  4. A103643J01
  5. ボルトで、サージタンクステーをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }



  6. A103642
  7. ボルトで、ウォータバイパスパイプNo.3を接続する。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  8. A103644J01
  9. クリップをずらし、ベンチレーションホースをインテークエアサージタンクに接続する。



  10. A103641
  11. ワイヤハーネスおよびホースをインテークエアサージタンクに接続する。



  12. A103679
  13. ボルトで、バキュームスイッチングバルブASSY No.1をインテークエアサージタンクに接続する。

    基準値
    T = 18 N・m{ 184 kgf・cm }

  14. バキュームホースをインテークエアサージタンクに接続する。



110. スロットルボデASSY (ウィズ モータ)取り付け


    A103636J01
  1. 新品のスロットルボデーガスケットの凸部分を、インテークエアサージタンクの凹部分に合わせて取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ガスケットの取り付け向きを間違えない。



  2. A103634
  3. ウォータバイパスホースNo.1およびウォータバイパスホースNo.2をスロットルボデーASSYに接続する。



  4. A103633
  5. ボルト4本で、スロットルボデーASSYをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  6. コネクタをスロットルボデーASSYに接続する。



111. ヒータ ウォータインレットホース A接続


A102852J01


112. ヒータ ウォータアウトレットホース A接続


113. エアクリーナASSY W/ホース取り付け
  1. ボルト3本でエアクリーナASSY W/ホースを取り付ける。

    基準値
    T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm }

  2. クランプでエアクリーナホースNo.1をスロットルボデーに取り付ける。

    基準値
    T = 4.0 N・m{ 41 kgf・cm }

  3. バキュームスイッチングバルブASSY No.1を取り付け、ホースおよびコネクターを接続する。

  4. エアクリーナホースのクランプ部にユニオンツウチェックバルブホースを接続する。



114. プロペラ ウィズ センタベアリング シャフトASSY取り付け


    F048234
  1. エクステンションハウジングからSSTを取りはずす。

    □ 参 考 □
    トランスミッションフルードがエクステンションハウジングから漏れることがあるため、受け皿を用意しておく。

  2. プロペラシャフトASSYをエクステンションハウジングに挿入する。

    ■ 注 意 ■
    1. エクステンションハウジングオイルシールを傷つけない。
    2. プロペラシャフトASSYを取り付ける際、ユニバーサルジョイントなどに無理な力を加えない。

    □ 参 考 □
    ミッションジャッキ等で、プロペラシャフトASSYを支える。



  3. F048233
  4. ボルト2本およびワッシャ2個で、センタサポートベアリングを仮付けする。



  5. C104521J02
  6. プロペラシャフトASSYのフランジヨークとディファレンシャルコンパニオンフランジの合わせマークを合わせる。

  7. ボルト4本、ワッシャ4個およびナット4個で、プロペラシャフトASSYをディファレンシャルコンパニオンフランジに取り付ける。

    基準値
    T = 74 N・m{ 750 kgf・cm }



  8. C064778
  9. 図の寸法が12.5±1mmになり、かつセンタサポートベアリングブラケット中心線が、インタミディエイトシャフトASSY軸に対し、直角になるようにする。

  10. センタサポートベアリングのボルト2本を本締めする。

    基準値
    T = 49 N・m{ 500 kgf・cm }



115. フロントフロア ヒートインシュレータ NO.1取り付け
  1. ナット4個で、ヒートインシュレータを車両に取り付ける。

    基準値
    T = 5.4 N・m{ 55 kgf・cm }



116. エキゾーストパイプASSY FR取り付け
  1. コンプレッションスプリング点検



      A077857
    1. ノギスを使用して、コンプレッションスプリングの自由長を測定する。

      限度
      38.5mm

      □ 参 考 □
      限度以下の場合は、スプリングを新品と交換する。



  2. A102062J04
  3. エキゾースト パイプ ガスケット(エキゾースとパイプASSY  FR-エキゾーストテールパイプASSY間)取り付け

    1. 新品のガスケットをエキゾーストパイプASSY FRに手で入る位置まで挿入する。

    2. 木片をガスケットに当ててハンマーを使用して、エキゾーストパイプASSY FRのフランジ端面まで徐々に打ち込む。

      ■ 注 意 ■
      1. ガスケットの取り付け方向を間違えない。
      2. ガスケット外面を傷つけない。
      3. 一度はずしたガスケットは再使用しない。
      4. 排気管を取り付けることによってのガスケット押し込みは、絶対にしない。

  4. エキゾーストパイプASSY FR取り付け

    1. エキゾーストマニホールド側に新品のガスケットを介して、エキゾーストパイプASSY FRを、エキゾーストマニホールドとエキゾーストテールパイプASSYの間に取り付ける。

      基準値
      T = 62 N・m{ 632 kgf・cm } (エキゾーストマニホールド側)
      T = 43 N・m{ 438 kgf・cm } (エキゾーストテールパイプASSY側)



117. フロアパネル ブレース RR取り付け(グレードSパッケージ)


    C104829
  1. ボルト4本で、フロアパネルブレースRRを取り付ける。

    基準値
    T = 19 N・m{ 195 kgf・cm }



118. フロントフロア ブレース CTR取り付け


    C104834
  1. ボルト4本で、フロントフロアブレースCTRを取り付ける。

    基準値
    T = 7.4 N・m{ 75 kgf・cm }



119. ディファレンシャルオイル補充(駆動方式4WD)


    C104412
  1. フロントディファレンシャル

    1. フィラプラグおよびガスケットを取りはずす。

    2. ハイポイドギヤオイルSXを補充する。

      参考値
      0.7±0.05L

    3. 新品のガスケットを介してフィラプラグを締め付ける。

      基準値
      T = 39 N・m{ 400 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      オイル交換時は、走行後オイル量を再確認する。



  2. C104414
  3. リヤディファレンシャル

    1. ソケットヘキサゴンレンチ10を使用して、フィラプラグおよびガスケットを取りはずす。

    2. ハイポイドギヤオイルSXを補充する。

      参考値
      1.15±0.05L(2WD)
      1.05±0.05L(4WD)

    3. オイル量を点検する。

    4. ソケットヘキサゴンレンチ10を使用して、新品のガスケットを介してフィラプラグを締め付ける。

      基準値
      T = 49 N・m{ 500 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      オイル交換時は、走行後オイル量を再確認する。



120. オキシジエンセンサコネクター接続


    A103777J01
  1. オキシジエンセンサ(バンク2)のコネクターを接続する。



  2. A103776
  3. オキシジエンセンサ(バンク1)のコネクターを接続する。



121. カウル サイドトリムボード LH取り付け(駆動方式4WD)


122. フロントドア スカッフプレート LH取り付け(駆動方式4WD)


123. フロントシートASSY LH取り付け(4WDパワーシート)

□ 参 考 □
フロントシートASSY RH側と同様の手順で行う。(要領は参照)



124. シート トラック ブラケット カバー INN LH取り付け(4WDパワーシート)


125. シート トラック カバー LH取り付け(4WDパワーシート)


126. シート トラック ブラケット カバー OUT FR LH取り付け(4WDパワーシート)


127. フロントシートASSY LH取り付け(4WDマニュアルシート)

□ 参 考 □
フロントシートASSY RH側と同様の手順で行う。(要領は参照)



128. シート トラック ブラケット カバー INN LH取り付け(4WDマニュアルシート)


129. シート トラック カバー LH取り付け(4WDマニュアルシート)


130. シート トラック ブラケット カバー OUT FR LH取り付け(4WDマニュアルシート)


131. シート トラック ブラケット カバー INN FR LH取り付け(4WDマニュアルシート)


132. バッテリマイナスターミナル接続(4WDマニュアルシート)


133. コンソールボックスASSY取り付け


    B104250
  1. ボルト2本を取り付ける。



  2. B104249
  3. ボルト2本を取り付ける。



  4. B104251
  5. スクリュー3本で、コンソールボックスASSYを取り付ける。



134. コンソール リヤエンドパネル取り付け


    B104248J01
  1. ツメ4箇所およびクリップ2箇所をかん合させ、コンソールリヤエンドパネルを取り付ける。



135. コンソールパネル UPR取り付け


    B104247J01
  1. 各コネクターを接続する。

  2. クリップ4箇所をかん合させ、コンソールパネルUPRを取り付ける。



136. コンソールパネル UPR RR取り付け


    B104246J01
  1. 各コネクターを接続する。

  2. クリップ4箇所をかん合させ、コンソールパネルUPR RRを取り付ける。



137. コンソールボックス クッション NO.2取り付け(シートヒーターなし)


    B104644J01
  1. ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションNo.2を取り付ける。



138. コンソールボックス クッション NO.2取り付け(シートヒーター付き)


    B104643J01
  1. 各コネクターを接続する。

  2. ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションNo.2を取り付ける。



139. コンソールボックス クッション取り付け(シートヒーターなし)


    B104642J01
  1. ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションを取り付ける。



140. コンソールボックス クッション取り付け(シートヒーター付き)


    B104641J01
  1. 各コネクターを接続する。

  2. ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションを取り付ける。



141. シフトレバーノブ取り付け


142. グラブコンパートメント ドアASSY取り付け


    B104242J01
  1. ツメ2箇所をかん合させる。

  2. スクリュー<G>3本およびボルト<B>または<H>2本で、クラブコンパートメントドアASSYを取り付ける。



143. インストルメントパネル アンダカバー NO.2取り付け
  1. 各コネクターを接続する。

  2. ガイド部をフロアにある差込み口に合わせる。

  3. ツメ4箇所をかん合させ、インストルメントパネルアンダカバーNo.2を取り付ける。



144. インストルメントパネル フィニッシュパネル LWR取り付け


    B104240J02
  1. 各コネクターを接続する。

  2. ツメ5箇所およびクリップ4箇所をかん合させる。

  3. スクリュー<E>2本で、インストルメントパネルフィニッシュパネルLWRを取り付ける。



145. インストルメントパネル フィニッシュパネル エンド LH取り付け


    B104238J01
  1. クリップ2箇所をかん合させ、インストルメントパネルフィニッシュパネルエンドLHを取り付ける。



146. インストルメントパネル フィニッシュパネル エンド RH取り付け


    B104237J01
  1. クリップ2箇所をかん合させ、インストルメントパネルフィニッシュパネルエンドRHを取り付ける。



147. エンジン オイル補充


148. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)補充
  1. 冷却液をラジエータ注入口よりあふれるまで注入する。[*1]

    □ 参 考 □
    ラジエータインレットホースおよびラジエータアウトレットホースを手で数回圧迫し、ラジエータ注入口の水位が下がるようであれば、追加注入する。

  2. ラジエータキャップを閉じる。

  3. ラジエータリザーブタンクに冷却水を上限まで注入する。



149. オートマチックトランスミッションフルード補充
  1. 車両状態の確認

    □ 参 考 □
    1. フルード温度が室温まで下がった状態で作業を行う。
    2. エンジン停止後、長時間(一晩)放置する。

  2. 作業内容の確認

    1. 下記の関連作業を参照し、手順に従い作業を行う。

      関連作業
      備考
      オイルパン脱着時
      フルード補充量大
      トランスミッションバルブボデーASSYをはずした時
      フルード補充量大
      トルクコンバータASSYをはずした時(オイルドレーン含む)
      フルード補充量大
      オイル漏れ、にじみ等の修理をした時
      フルード補充量小
      トランスミッションオイルクーラーを外した時
      フルード補充量小
      オイルシールをはずした時
      フルード補充量小

      □ 参 考 □
      作業内容によりフルード補充手順が異なる。



    2. G033065
    3. ボルト2本をはずし、トランスミッションケースカバーを取りはずす。(A960E)

    4. フルード補充量大の場合→フルードの補充[*1]へ

    5. フルード補充量小の場合→油温検出モード切り替え[*2]へ

  3. フルードの補充[*1]

    1. 車両をリフトアップする。



    2. G033753J01
    3. リフィルプラグを取りはずす。

    4. ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを取りはずす。



    5. G033782J01
    6. フルードがオーバーフロー部から出てくるまで、フルードをリフィル孔から注入する。

      ■ 注 意 ■
      注入するフルードはトヨタ純正オートフルードWSを使用する。



    7. G033778
    8. ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを仮締めする。

    9. フルードをリフィル孔より、規定量補充する。

      関連作業
      補充量(参照)
      (型式)
      A960E(3GR-FSE)
      A960E(4GR-FSE)
      A750H
      オイルパン脱着
      1.0L
      1.0L
      1.5L
      トランスミッションバルブボデーASSYをはずした時
      2.5L
      2.2L
      3.3L
      トルクコンバータASSYをはずした時(オイルドレーン含む)
      4.2L
      3.7L
      4.2L

      ■ 注 意 ■
      補充量は関連作業により異なる。



    10. G028234
    11. リフィルプラグを仮締めする。

    12. 車両をリフトダウンする。

  4. 油温検出モード切り替え[*2]

    1. IG ONにする。

    2. エアコンをOFFにする。

    3. IG OFFにする。



    4. C101492J04
    5. SSTを使用して、DLC3内の(13)TC←→(4)CGを短絡する。

      SST
      09843-18040  

    6. エンジンを始動する。

      ■ 注 意 ■
      エレクトリカルトランスミッタキーは必ずエレクトリカルキーホルダに取り付ける。



    7. C104320
    8. シフトレバーをPレンジからDレンジにシフトする。



    9. C104321
    10. シフトレバーをDレンジからSレンジにシフトする。



    11. C106445
    12. シフトレバーSレンジの状態から5→1→6(A750Hは4→1→5)まで操作した後、再びPレンジにシフトする。



    13. C104320
    14. 再び、シフトレバーをDレンジにシフトする。



    15. C104323
    16. シフトレバーDレンジの状態からN←→D操作を連続6秒以上繰り返す。

      ■ 注 意 ■
      N←→D操作は一回の操作を1.5秒以内に行う。



    17. C104756
    18. メータインジケータランプの[D]が2秒間点灯する。

      □ 参 考 □
      油温検出モード゙に切り替わると、メータインジケータランプの[Dの横の●]が2秒間点灯する。

    19. シフトレバーをPレンジにする。



    20. C101526J02
    21. フルード温度によってメータインジケータランプが点灯、消灯、点滅のいずれかの作動をする。

      ■ 注 意 ■
      1. フルード補充作業は、メータインジケータランプが点灯しているときに行う。
      2. メータインジケータランプが消灯している場合は、フルード温度の調整[*3]を行い、フルード温度を46°C-56°Cの間に調整する。
      3. メータインジケータランプが点滅している場合は、車両状態の確認後、フルード温度の低下を待ってから作業を行う。

  5. フルード温度の調整[*3]

    □ 参 考 □
    ATFウォーマを使用している為、フルード温度がエンジンの冷却液温度よりも早く上昇してしまい、通常暖機ではフルード温度がファーストアイドル終了前にフルード調整の適性温度を通過してしまう為、フルードレベルが調整できない。




      C101492J03
    1. DLC3内の(13)TC-(4)CG端子間を開放する。

    2. Pレンジでエンジン回転数2500/minを90秒間保持する。

    3. 20秒間アイドリング状態で放置する。

    4. 再びPレンジでエンジン回転数2500r/minを90秒間保持する。



    5. C104756
    6. メータインジケータランプ[Dの横の●]が点灯したらすぐに車両をリフトアップする。

  6. フルード量の確認

    □ 参 考 □
    フルードがオーバーフローした場合としない場合で、フルード調整方法が異なる。




      G033778
    1. ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを取りはずす。

    2. フルードの状態を確認する。

      □ 参 考 □
      1. オーバーフローとは、オーバーフローチューブよりフルードが流出する状態をさす。
      2. 流出したフルードが少ない場合は、オーバーフローチューブ内(約3cc)にたまったフルードが出ただけの可能性があるためオーバーフローしていないと判断する。

    3. オーバーフローする場合→フルード量の調整[*4]へ

    4. オーバーフローしない場合→フルードの再補充[*5]へ

  7. フルード量の調整[*4]

    ■ 注 意 ■
    排出されるフルードは高温のため、取扱いに十分気をつける。




      G033779
    1. 流出するフルードが細い流れになったことを確認し、ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、新品のガスケットを介してオーバーフロープラグを本締めする。

      基準値
      T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



    2. G028234
    3. 新品のOリングを介して、リフィルプラグを本締めする。

      基準値
      T = 39 N・m{ 400 kgf・cm }



    4. G033065
    5. ボルト2本でトランスミッションケースカバーを取り付ける。

      基準値
      T = 5.4 N・m{ 55 kgf・cm }

    6. 車両をリフトダウンする。

    7. IG OFFにして、DLC3からSSTを取りはずす。

  8. フルードの再補充[*5]



      G028234
    1. リフィルプラグを取りはずす。



    2. G033782
    3. フルードがオーバーフロー部から流出するまで、リフィル孔からフルードを注入する。

      ■ 注 意 ■
      注入するフルードはトヨタ純正オートフルードWSを使用する。



    4. G033779
    5. 流出するフルードが細い流れになったことを確認し、ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、新品のガスケットを介してオーバーフロープラグを本締めする。

      基準値
      T = 20 N・m{ 204 kgf・cm }



    6. G028234
    7. 新品のOリングを介して、リフィルプラグを取り付ける。

      基準値
      T = 39 N・m{ 400 kgf・cm }



    8. G033065
    9. ボルト2本でトランスミッションケースカバーを取り付ける。

      基準値
      T = 5.4 N・m{ 55 kgf・cm }

    10. 車両をリフトダウンする。

    11. IG OFFにして、DLC3からSSTを取りはずす。



150. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)調整
  1. エンジンをサーモスタットが開弁するまで暖機する。

    □ 参 考 □
    暖機中にラジエータインレットホースおよびアウトレットホースを数回圧迫すること。

  2. エンジンを止め、冷却水が冷えるまで待ち、ラジエータキャップをはずして水位を確認する。

  3. 水位が下がってくる場合は、[*1]より繰り返す。

  4. 水位が下がらなくなったら、ラジエータリザーバタンクの冷却水を調整する。



151. 燃料漏れ点検
  1. フューエルポンプ作動点検(TaSCANによる点検)

    1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。

      SST
      09991-70200  

    2. 画面表示に従って操作を行い“基本点検”画面を表示させ、“フューエルポンプ作動点検”を選択し、フューエルポンプの作動を確認する。

  2. 燃料漏れ点検

    1. 燃圧のかかった状態で燃料系統に漏れがないことを確認する。



152. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)漏れ点検

■ 警 告 ■
やけどの危険を避けるため、エンジンとラジエータが熱い状態のときにはラジエータキャップをはずさないこと。液体と蒸気が圧力によって飛び出す。



    A094882
  1. 冷却液をラジエータに注入し、ラジエータキャップテスターを取り付ける。

  2. エンジンを暖機する。

  3. 137kPa{1.4kgf/cm2}までポンピングし、圧力が下がらないことを確認する。

    □ 参 考 □
    圧力が下がった場合は、ホース、ラジエータまたはウォータポンプに漏れがないかを確認する。外部への漏れがない場合は、ヒータコア、シリンダブロックまたはシリンダヘッドを確認する。



153. エンジンオイル漏れ点検


154. 排気ガス漏れ点検


155. フロントタイヤ直進状態確認


156. シフトレバー位置点検
  1. IG ON状態で、ブレーキペダルを踏む。

  2. シフトレバーを各レンジにシフトする。このときシフトレバーが円滑に操作でき、各レンジに節度よく働き、ポジションインジケータが正確に指示することを確認する。

  3. エンジンを始動し、NからDレンジにシフトしたとき車両が前進し、Rレンジにシフトしたとき後退することを確認する。



157. フロントホイールアライメント点検·調整
要領は参照


158. 点火時期点検
  1. SST(TaSCAN)による点検

    1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。

    2. 画面指示に従って“ECUデータモニター”画面を表示させ、点火時期を測定する。

      SST
      09991-70200  

      基準値
      BTDC 5-15°CA

      ■ 注 意 ■
      A/C OFF、電動ファンOFFのときに行う。

    3. “アクティブテスト”画面を表示させ、“点火時期#1”選択後、“TC端子ON”で点火時期を測定する。

      基準値
      BTDC 8-12°CA

    4. エンジン回転を上げたとき、点火時期がすみやかに進角することを確認する。

  2. 一般計器による点検



      A055412
    1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤ)を使用して、DLC3の13(TC)←→4(CG)端子間を短絡する。

      SST
      09843-18040  

      ■ 注 意 ■
      1. 短絡位置を間違えると故障の原因となるため、絶対に間違えない。
      2. A/C OFF、電動ファンOFFのときに行う。

    2. Vバンクカバーを取りはずす。



    3. A102844
    4. タイミングライトのクリップをNo.1シリンダのコイルコネクター用ワイヤハーネスに接続する。

      ■ 注 意 ■
      一次信号を検出できるタイミングライトを使用する。

    5. 点火時期が基準値内であることを確認する。

      基準値
      BTDC 8-12°

    6. DLC3の13(TC)←→4(CG)端子間を開放する。

    7. 点火時期が基準値内であることを確認する。

      基準値
      BTDC 5-15°

    8. エンジン回転を上げたとき、点火時期がすみやかに進角することを確認する。

    9. タイミングライトを取りはずす。

    10. Vバンクカバーを取り付ける。

      基準値
      T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm }



159. アイドル回転数点検
  1. SST(TaSCAN)による点検

    SST
    09991-70200  

    1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。

    2. 画面指示に従って“ECUデータモニター”画面を表示させ、エンジン回転数を測定する。

      基準値
      600-700r/min(3GR-FSE)
      650-750r/min(4GR-FSE)

      ■ 注 意 ■
      A/C OFF、電動ファンOFF、NレンジおよびPレンジのときに行う。



  2. A058783
  3. 一次電流検出タイプの回転計による点検

    1. DLC3の9(TAC)端子にSST(タコパルスピックワイヤNo.2)を取り付け、回転計を接続する。

      SST
      09843-18030  

      基準値
      600-700r/min(3GR-FSE)
      650-750r/min(4GR-FSE)

      ■ 注 意 ■
      A/C OFF、電動ファンOFF、NレンジおよびPレンジのときに行う。



160. CO,HC濃度点検
  1. エンジン回転数を2500r/minで2分間保持した後、アイドル回転でCO·HC濃度を点検する。

    基準値
    CO濃度 1.0%以下
    HC濃度 300ppm以下



161. スロツトルボデー機能点検

■ 注 意 ■
スロットルボデー組み付けまたは構成部品脱着後に必ず機能点検を行う。

  1. EFIヒューズとETCS(スロットル)ヒューズを同時に取りはずし、60秒以上経過後ヒューズを接続する。

  2. スロットルボデーを車両に取り付け後、アクセルペダルを操作せずにIG ONにする。

    ■ 注 意 ■
    アクセルペダルを操作した場合は上記から再度やり直す。

  3. DLC3にSST(TaSCAN)を接続し、ダイアグノーシスコードを消去する。

    SST
    09991-70200  

  4. エンジンを始動し、チェックエンジンウォーニングランプが点灯していないこと、および暖機後A/C ON←→OFFにしてアイドル回転数が基準値内にあることを確認する。

    基準値
    A/C OFF時 600-700r/min(3GR-FSE)
    A/C OFF時 650-750r/min(4GR-FSE)

    ■ 注 意 ■
    1. 電気負荷のない状態で行う。
    2. N、Pレンジで実施すること。

  5. アクセルペダルをすばやく全開付近まで踏んだとき、‘ECUデータモニター’-‘スロットルセンサNo.1開度(THP1)’の値が60%以上あることを確認する。

  6. 走行テストを行い、違和感のないことを確認する。



162. ディファレンシャルオイル点検
  1. フロントディファレンシャル



      C104413J01
    1. フィラプラグおよびガスケットを取りはずす。

  2. リヤディファレンシャル



      C104415J01
    1. ソケットヘキサゴンレンチ10を使用して、フィラプラグおよびガスケットを取りはずす。



  3. ZX08932
  4. フィラプラグ穴下端から0-5mm以内にオイルがあることを確認する。

    ■ 注 意 ■
    1. オイル過多、過少はトラブルの原因になる。
    2. 車両を平坦路に停止させる。

  5. オイル量が少ない場合は、オイル漏れ点検を行う。

  6. フロントディファレンシャル

    1. 新品のガスケットを介してフィラプラグを締め付ける。

      基準値
      T = 39 N・m{ 400 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      オイル交換時は、走行後オイル量を再確認する。

  7. リヤディファレンシャル

    1. ソケットヘキサゴンレンチ10を使用して、新品のガスケットを介してフィラプラグを締め付ける。

      基準値
      T = 49 N・m{ 500 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      オイル交換時は、走行後オイル量を再確認する。



163. エンジン アンダ カバー リヤ RH取り付け(駆動方式2WD)


164. エンジン アンダカバー リヤ LH取り付け(駆動方式2WD)


165. エンジン アンダカバー NO.2取り付け(駆動方式2WD)


166. エンジン アンダカバー取り付け


167. フロントタイヤ取り付け
基準値
T = 103 N・m{ 1050 kgf・cm }


168. エンジンルーム ECU カバー取り付け
  1. ボルト3本で、エンジンルームECUカバーを取り付ける。

    基準値
    T = 7.8 N・m{ 80 kgf・cm }



169. V-バンク カバー取り付け
  1. Vバンクカバーのクリップ部をかん合させて取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    クリップを確実にかん合させる。



170. エアクリーナ インレット NO.1取り付け
  1. ボルト2本で、エアクリーナインレットNo.1を取り付ける。

    基準値
    T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm }



171. クールエアインテーク ダクト シール取り付け


172. パワーシート作動点検(4WDパワーシート)
  1. 各パワーシートスイッチを操作したとき、各部の調整機能(スライド、フロントバーチカル、リヤリフター、リクライニング)が作動することを点検する。



173. シートベルト機能点検(駆動方式4WD)
要領は参照


174. シートヒータ作動点検(4WDシートヒーター付き)
  1. IG OFF→IG ONにし、シートヒータスイッチをONにする。

  2. 5分程でシート表面が暖かくなることを確認する。



175. エアバッグウォーニングランプ点検(4WDサイドエアバッグ付き)


    C093955
  1. IG ONにしたとき、ウォーニングランプが点灯するか確認する。

  2. IG ONにしてから約6秒経過後、ウォーニングランプが消灯することを確認する。

    □ 参 考 □
    1. IG ONにし、約6秒経過後もウォーニングランプが点灯し続ける場合は、エアバッグ·プリテンショナーシステムに不具合が発生している。
    2. IG ONにしてから約6秒経過後もときどき点灯する場合、エアバッグウォーニングランプ系統の+B短絡、アース短絡または断線が考えられる。
    3. IG OFFまたはACC ON(IGスイッチACC)でも点灯する場合は、電源系またはコンビネーションメータASSYの故障が考えられる。



176. スライドアジャスターロック同期点検(4WDマニュアルシート)
  1. スライド操作したとき、左右のアジャスターが同時にロックすることを点検する。

  2. スライドの同期ずれがある場合は、シート固定ボルトをゆるめて調整する。



177. テストモード点検(スピードセンサ系統)
要領は参照(VSCあり車)
要領は参照(VSCなし車)


178. バッテリーターミナル脱着時の初期化
要領は参照