オートマチックトランスミッションASSY(A960E) 取り付け |
1. トルクコンバータASSY取り付け |
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オートマチックトランスミッション取り付け面と、ドライブプレートのトルクコンバータ取り付け面との寸法Aを測定する。
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ケースとコンバータの合わせマークを合わせ、インプットシャフトのスプラインとタービンライナのスプラインをかん合させる。
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コンバータを時計回りに回転させながらステータシャフトのスプラインとステータのスプラインをかん合させる。
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コンバータを時計回りに回転させ、ケースのマークを合わせオイルポンプドライブギヤのキーとコンバータのキー溝をかん合させる。
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トルクコンバータ取り付け後のハウジング端面からコンバータセットブロックまでの寸法を測定し、寸法Aより大きいことを確認する。
2. トランスミッション オイルクーラ取り付け |
新品のOリング2個をトランスミッションオイルクーラに取り付ける。
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ボルト3本で、トランスミッションオイルクーラをオートマチックトランスミッションに取り付ける。
3. コントロールシャフト レバー RH取り付け |
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ナットで、コントロールシャフトレバーをシフティングロッドと一体でニュートラルスタートスイッチASSYに取り付ける。
4. エンジン マウンティング インシュレータ RR NO.1取り付け |
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ボルト4本で、エンジンマウンティングインシュレータRR NO.1をオートマチックトランスミッションに取り付ける。
5. オートマチックトランスミッションASSY取り付け |
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エンジン側にノックピンが付いていることを確認する。
エンジンとオートマチックトランスミッションASSYを水平にしてノックピンとノックピン穴を合わせ、図の位置のボルト9本を締め付ける。
6. ウォータバイパスホース取り付け |
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クランプ2個でウォータバイパスホース2本をトランスミッションオイルクーラに取り付ける。
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ボルトでウォータホースホースクランプを取り付ける。
7. ワイヤハーネス取り付け |
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ボルト3本で、ワイヤハーネスクランプをオートマチックトランスミッションASSYに取り付ける。
8. コネクター取り付け |
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オートマチックトランスミッションを少し傾ける。
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ニュートラルスタートスイッチコネクター、トランスミッションワイヤコネクター、トランスミッションレボリューションセンサコネクター2個を取り付ける。
9. エンジン リヤマウンティング メンバ取り付け |
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ナット4個で、エンジンリヤマウンティングメンバをオートマチックトランスミッションに取り付ける。
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ボルト4本で、エンジンリヤマウンティングメンバを取り付ける。
10. フロアシフト ギヤ シフティングロッド NO.1取り付け |
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ナットで、シフティングロッドNO.1をコネクティングロッドスイベルに仮付けする。
11. エキゾーストパイプ NO.1サポート ブラケット取り付け |
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ボルト2本で、エキゾーストパイプサポートブラケットをオートマチックトランスミッションに取り付ける。
12. ドライブプレート & トルクコンバータ セットボルト取り付け |
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スタータを取りはずしたすき間からトルクコンバータセットボルト6本を取り付ける。
13. スタータASSY取り付け |
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ボルト2本で、スタータASSYを取り付ける。
ナットで、B端子を接続する。
ターミナルキャップのカバーを取り付ける。
コネクターをスタータASSYに接続する。
14. エキゾーストマニホールド LH取り付け |
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新品のガスケットを介して、新品のナット6個でエキゾーストマニホールドLHを取り付ける。
コネクターをオキシジエンセンサに接続する。
15. プロペラ ウィズ センタベアリング シャフトASSY取り付け |
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エクステンションハウジングからSSTを取りはずす。
プロペラシャフトASSYをエクステンションハウジングに挿入する。
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ボルト2本およびワッシャ2個で、センタサポートベアリングを仮付けする。
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プロペラシャフトASSYのフランジヨークとディファレンシャルコンパニオンフランジの合わせマークを合わせる。
ボルト4本、ワッシャ4個およびナット4個で、プロペラシャフトASSYをディファレンシャルコンパニオンフランジに取り付ける。
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図の寸法が12.5±1mmになり、かつセンタサポートベアリングブラケット中心線が、インタミディエイトシャフトASSY軸に対し、直角になるようにする。
センタサポートベアリングのボルト2本を本締めする。
16. ジヨイントアングル点検·調整 |
角度測定前に各部を次に示すような要領で落ち着かせる。
手で数回、プロペラシャフトを回転させる。
ディファレンシャルにジャッキを当て、上下させる。
SSTを使用して、インタミディエイトシャフトASSY(図中A)とプロペラシャフトASSY(図中B)の取り付け角度を測定する。
A - B | |
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3GR-FSE | -1°06’ ± 30’ |
4GR-FSE (2WD) | 1°07’ ± 30’ |
4GR-FSE (4WD) | 0°25’ ± 30’ |
SSTを使用して、プロペラシャフトASSY(図中B)とディファレンシャル(図中C)の取り付け角度を測定する。
B - C | |
---|---|
3GR-FSE | 1°39’ ± 30’ |
4GR-FSE (2WD) | 1°40’ ± 30’ |
4GR-FSE (4WD) | 1°34’ ± 30’ |
基準値外の場合は、センタサポートベアリング部の調整用ワッシャを適切なものに交換する。
品番 | 厚さ(mm) |
---|---|
90201-10106 | 2.0 |
90201-10008 | 4.5 |
90201-10033 | 6.5 |
90201-10017 | 9.0 |
90201-10034 | 11.0 |
90201-10035 | 13.5 |
17. フロントフロア ヒートインシュレータ NO.1取り付け |
ナット4個で、ヒートインシュレータを車両に取り付ける。
18. エキゾーストパイプASSY FR取り付け |
コンプレッションスプリング点検
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ノギスを使用して、コンプレッションスプリングの自由長を測定する。
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エキゾースト パイプ ガスケット(エキゾースとパイプASSY FR-エキゾーストテールパイプASSY間)取り付け
新品のガスケットをエキゾーストパイプASSY FRに手で入る位置まで挿入する。
木片をガスケットに当ててハンマーを使用して、エキゾーストパイプASSY FRのフランジ端面まで徐々に打ち込む。
エキゾーストパイプASSY FR取り付け
エキゾーストマニホールド側に新品のガスケットを介して、エキゾーストパイプASSY FRを、エキゾーストマニホールドとエキゾーストテールパイプASSYの間に取り付ける。
19. フロアパネル ブレース RR取り付け(グレードSパッケージ) |
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ボルト4本で、フロアパネルブレースRRを取り付ける。
20. フロントフロア ブレース CTR取り付け |
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ボルト4本で、フロントフロアブレースCTRを取り付ける。
21. オキシジエンセンサコネクター接続 |
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オキシジエンセンサ(バンク2)のコネクターを接続する。
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オキシジエンセンサ(バンク1)のコネクターを接続する。
22. コンソールボックスASSY取り付け |
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ボルト2本を取り付ける。
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ボルト2本を取り付ける。
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スクリュー3本で、コンソールボックスASSYを取り付ける。
23. コンソール リヤエンドパネル取り付け |
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ツメ4箇所およびクリップ2箇所をかん合させ、コンソールリヤエンドパネルを取り付ける。
24. コンソールパネル UPR取り付け |
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各コネクターを接続する。
クリップ4箇所をかん合させ、コンソールパネルUPRを取り付ける。
25. コンソールパネル UPR RR取り付け |
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各コネクターを接続する。
クリップ4箇所をかん合させ、コンソールパネルUPR RRを取り付ける。
26. コンソールボックス クッション NO.2取り付け(シートヒーターなし) |
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ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションNo.2を取り付ける。
27. コンソールボックス クッション NO.2取り付け(シートヒーター付き) |
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各コネクターを接続する。
ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションNo.2を取り付ける。
28. コンソールボックス クッション取り付け(シートヒーターなし) |
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ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションを取り付ける。
29. コンソールボックス クッション取り付け(シートヒーター付き) |
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各コネクターを接続する。
ツメ3箇所およびクリップ4箇所をかん合させ、コンソールボックスクッションを取り付ける。
30. シフトレバーノブ取り付け |
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フロアシフトレバーノブをシフトレバーに取り付ける。
31. グラブコンパートメント ドアASSY取り付け |
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ツメ2箇所をかん合させる。
スクリュー<G>3本およびボルト<B>または<H>2本で、クラブコンパートメントドアASSYを取り付ける。
32. インストルメントパネル アンダカバー NO.2取り付け |
各コネクターを接続する。
ガイド部をフロアにある差込み口に合わせる。
ツメ4箇所をかん合させ、インストルメントパネルアンダカバーNo.2を取り付ける。
33. インストルメントパネル フィニッシュパネル LWR取り付け |
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各コネクターを接続する。
ツメ5箇所およびクリップ4箇所をかん合させる。
スクリュー<E>2本で、インストルメントパネルフィニッシュパネルLWRを取り付ける。
34. インストルメントパネル フィニッシュパネル エンド LH取り付け |
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クリップ2箇所をかん合させ、インストルメントパネルフィニッシュパネルエンドLHを取り付ける。
35. インストルメントパネル フィニッシュパネル エンド RH取り付け |
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クリップ2箇所をかん合させ、インストルメントパネルフィニッシュパネルエンドRHを取り付ける。
36. バッテリーマイナスターミナル接続 |
37. 冷却液補充 |
冷却液をラジエータ注入口よりあふれるまで注入する。[*1]
ラジエータキャップを閉じる。
ラジエータリザーブタンクに冷却水を上限まで注入する。
38. オートマチックトランスミッションフルード補充 |
車両状態の確認
作業内容の確認
下記の関連作業を参照し、手順に従い作業を行う。
関連作業 | 備考 |
---|---|
オイルパン脱着時 | フルード補充量大 |
トランスミッションバルブボデーASSYをはずした時 | フルード補充量大 |
トルクコンバータASSYをはずした時(オイルドレーン含む) | フルード補充量大 |
オイル漏れ、にじみ等の修理をした時 | フルード補充量小 |
トランスミッションオイルクーラーを外した時 | フルード補充量小 |
オイルシールをはずした時 | フルード補充量小 |
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ボルト2本をはずし、トランスミッションケースカバーを取りはずす。(A960E)
フルード補充量大の場合→フルードの補充[*1]へ
フルード補充量小の場合→油温検出モード切り替え[*2]へ
フルードの補充[*1]
車両をリフトアップする。
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リフィルプラグを取りはずす。
ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを取りはずす。
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フルードがオーバーフロー部から出てくるまで、フルードをリフィル孔から注入する。
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ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを仮締めする。
フルードをリフィル孔より、規定量補充する。
関連作業 | 補充量(参照) | ||
---|---|---|---|
(型式) | A960E(3GR-FSE) | A960E(4GR-FSE) | A750H |
オイルパン脱着 | 1.0L | 1.0L | 1.5L |
トランスミッションバルブボデーASSYをはずした時 | 2.5L | 2.2L | 3.3L |
トルクコンバータASSYをはずした時(オイルドレーン含む) | 4.2L | 3.7L | 4.2L |
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リフィルプラグを仮締めする。
車両をリフトダウンする。
油温検出モード切り替え[*2]
IG ONにする。
エアコンをOFFにする。
IG OFFにする。
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SSTを使用して、DLC3内の(13)TC←→(4)CGを短絡する。
エンジンを始動する。
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シフトレバーをPレンジからDレンジにシフトする。
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シフトレバーをDレンジからSレンジにシフトする。
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シフトレバーSレンジの状態から5→1→6(A750Hは4→1→5)まで操作した後、再びPレンジにシフトする。
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再び、シフトレバーをDレンジにシフトする。
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シフトレバーDレンジの状態からN←→D操作を連続6秒以上繰り返す。
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メータインジケータランプの[D]が2秒間点灯する。
シフトレバーをPレンジにする。
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フルード温度によってメータインジケータランプが点灯、消灯、点滅のいずれかの作動をする。
フルード温度の調整[*3]
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DLC3内の(13)TC-(4)CG端子間を開放する。
Pレンジでエンジン回転数2500/minを90秒間保持する。
20秒間アイドリング状態で放置する。
再びPレンジでエンジン回転数2500r/minを90秒間保持する。
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メータインジケータランプ[Dの横の●]が点灯したらすぐに車両をリフトアップする。
フルード量の確認
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ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、オーバーフロープラグを取りはずす。
フルードの状態を確認する。
オーバーフローする場合→フルード量の調整[*4]へ
オーバーフローしない場合→フルードの再補充[*5]へ
フルード量の調整[*4]
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流出するフルードが細い流れになったことを確認し、ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、新品のガスケットを介してオーバーフロープラグを本締めする。
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新品のOリングを介して、リフィルプラグを本締めする。
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ボルト2本でトランスミッションケースカバーを取り付ける。
車両をリフトダウンする。
IG OFFにして、DLC3からSSTを取りはずす。
フルードの再補充[*5]
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リフィルプラグを取りはずす。
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フルードがオーバーフロー部から流出するまで、リフィル孔からフルードを注入する。
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流出するフルードが細い流れになったことを確認し、ソケットヘキサゴンレンチ6を使用して、新品のガスケットを介してオーバーフロープラグを本締めする。
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新品のOリングを介して、リフィルプラグを取り付ける。
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ボルト2本でトランスミッションケースカバーを取り付ける。
車両をリフトダウンする。
IG OFFにして、DLC3からSSTを取りはずす。
39. 冷却液調整 |
エンジンをサーモスタットが開弁するまで暖機する。
エンジンを止め、冷却水が冷えるまで待ち、ラジエータキャップをはずして水位を確認する。
水位が下がってくる場合は、[*1]より繰り返す。
水位が下がらなくなったら、ラジエータリザーバタンクの冷却水を調整する。
40. 冷却液漏れ点検 |
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冷却液をラジエータに注入し、ラジエータキャップテスターを取り付ける。
エンジンを暖機する。
137kPa{1.4kgf/cm2}までポンピングし、圧力が下がらないことを確認する。
41. シフトレバー位置調整 |
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ナットをはずし、シフティングロッドをコネクティングロッドスイベルから切り離す。
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ニュートラルスタートスイッチのコントロールシャフトレバーを車両後方へ止まるまで押し、そこから2段階戻した位置(Nレンジ)にする。
シフトレバーをNレンジに入れ、軽くRレンジ側に押した状態でナットを締め付ける。
調整後、操作具合および作動を点検する。
42. シフトレバー位置点検 |
IG ON状態で、ブレーキペダルを踏む。
シフトレバーを各レンジにシフトする。このときシフトレバーが円滑に操作でき、各レンジに節度よく働き、ポジションインジケータが正確に指示することを確認する。
エンジンを始動し、NからDレンジにシフトしたとき車両が前進し、Rレンジにシフトしたとき後退することを確認する。
43. 排気ガス漏れ点検 |
44. エンジン アンダカバー NO.2取り付け |
45. エンジン アンダカバー取り付け |
46. TaSCAN-AT学習値イニシャライズ |
47. バッテリーターミナル脱着時の初期化 |